想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

歳月は待ってくれない

2010-08-15 13:20:43 | Weblog

お盆最後の日、旧友が訪ねてきた。
いつもながら全訳(旧事本紀)を早くしろと催促して
帰っていった。

お互いに歳をとったが、向こうは以前より元気で
口では言わないがやる気満々な感じである。
歳をとって元気になる人の特徴は、好奇心を絶やさない
ことのようだ。
帰り際、なんか面白い本あったらおせーろよ、と言った。
なんかもう感動する本探すのってけっこう大変なんだよ、
と言う。うん、ないもんね。

そういう人は旧事本紀を読めばいいわけだが、
そこんとこ、難しい。関連書はあってもまともな原書が
ない。雑誌に訳文が載ったりしたが、あれはあれ、
これではないからなあ。

歳月を数えるのはいやだから、はたらくとしよう。
背中を押したりつついたりしてくれる友に感謝。
あの人、いわな釣りが趣味だから川の神さまの話なんか
して、よく聞くとアブのことなんだけど。
友自身が神さまのお使いみたいな顔をして、ふらりと
やってきた。

民俗学のフィールドワーク、その原点の神話をどう解釈
するか。歩きまわって、たまに顔をみせると珍しい話を
たくさんしていく。いつも結論は同じで、モノではない、
モノを見透すには、心が必要だということになる。
その心がわかんないから歩きまわっている気がすると
言っていた。

じゃあ座れよと言ってあげればよかったなあ、そろそろ
座りたくなったのかもしれない。
カメ先生は忙しいのかと聞いてたなあ。

コメント
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