遠く南アルプスを望み、伊那谷を見下ろす山の斜面を利用して
何年か前から赤蕎麦が栽培されています。
赤蕎麦はヒマラヤの高地ネパール原産の種を持ち帰り、
信大の名誉教授である氏原暉男氏によって、試行錯誤の結果育成されたそうですが
山あい一面にピンクの絨緞を敷き詰めたような光景は見事!
としか言いようが無い程、実に素晴らしい光景です。
この赤蕎麦には「高嶺ルビー」の名が付いています。
一般の蕎麦より背丈が低く痩せた土地でも栽培が可能だそうですが、
収穫高は普通の蕎麦の1/3程度で、効率は悪いのだそうです。
ここでは観賞用の意味も含めて。かなり広範囲に栽培されています。
ネパール地方では、この赤蕎麦を粉に引いて、薄い蕎麦クレープを焼き
香草やチーズ等を巻いて主食にしているそうですヨ。