ある日 二階まで這いあがって咲いていた鉄線が突然花首をうなだれて
全滅してしまいました
今年の鉄線は毎年の様にピラミット型に咲かず中間が抜けた様な咲き方をしていて
強力な害虫でも付いたのかもしれない・・・
と思っていた矢先だったので 気になり二階の手すりから蔓を外してみますと
何と!華奢な鉄線の蔓に小鳥が巣をかけて居たんですヨ!
子育てに鉄線の蔓が邪魔になり 親鳥が一部を啄んだ様なんです。
その蔓は鉄線の生命線だったのですネ・・・
小鳥の巣の中には幼鳥が5羽居り
周囲の動く気配に親鳥が来たのかと一斉に口をあけています。
とっさに近くに在った花籠に鉄線から外した小さな雛が居る巣を入れて
もと鉄線が伸びていたあたりに針金で巣を固定しました。
危険を察知して親鳥が来なくなると困るので数日間 無関心を装い放置し
この場所が危険が無い環境である事を認識してくれる事を願っていました。
数日後 巣の真下に植えてあるクチナシの葉に小鳥のフンらしきが沢山発見出来ました!
ソッーとベランダから巣を覗いてみると今にも巣立ちそうに成長している雛がいます!
親鳥はスズメより小ぶりで色黒・羽と尾の間に三角形の黄色い模様・斑(?)があります
この小鳥は「カワラヒワ」です。
カワラヒワは県内では留鳥で杉や針葉樹に巣をかける場合が多いそうです。
以前、庭に松が植えてあった頃から我が家の庭で巣をかけていたものと思われます。
松を移転した後も この場所が人家に至近で外敵から狙われ難い安全地帯であるとの
親鳥からの伝承が 今回の巣作りに繋がったのかも知れません・・
親鳥はホワイトクリスマスが咲き誇るフェンスに止まって
用心してから花籠(巣)に通っていました。
ベランダから覗いて写したカワラヒワの幼鳥の様子
(手前に一羽隠れています)
糞は巣の中ではなく外に・・・
親鳥のさえずりを聞いている末っ子(最後まで巣に残っていた1羽)
親鳥のさえずりに応えながら黄色いお腹を見せたのを最後に飛び立っていきました。