★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

大賀ハス

2021-07-15 09:01:06 | 季節の花


郊外の休耕田に大賀ハス(ハス科・ハス属)が開花を始めています。
大賀ハスの起源は縄文時代迄さかのぼり、
発見当初は世界最古の花として、
日本はもちろん海外でも大きな反響を受けた花です。




大賀ハスは、1951年に千葉県の東京大学検見川総合運動場内の
「落合遺跡」で発見されました。
ハス博士である大賀一郎博士によって掘り進められ、
合計3粒の古代ハスの実を採取し、生育に成功したそうですが
2粒の種の根は途中で枯れて
最後の1粒が「千葉県農業試験場」(現・菖蒲園)に移され
そこから分根を繰り返し、古代ハスと呼ばれる最古の花は
徐々に各地に増えて行ったそうです。





この休耕田の大賀ハスも井戸尻遺跡から分根されて、
地元の方々の管理の元、例年美しい花を咲かせています。
咲き始めの花色は鮮やかなピンクで、
散る頃には色が薄くなり、白っぽく変化して行きます。







小さなハス田ですが、咲き始めから散り際まで
色々な花姿が見られます。
散り始めた花弁の色も優雅に感じます。








葉の上に溜っている露に一枚の花弁が浮かんで揺れて居ました。