ここ数年、秋に1本、シンポジウムを企画しています。職場の思いを社会に発信したいためです。今年は「人間」「デザイン」「視点」がキーワードでしたが、オペラ「蝶々夫人」の舞台照明を手がけられた照明デザイナーをお招きして基調講演をいただきました。シンポジウム自体は少し固めのテーマ設定でしたが、それでも500名近い方々にご参加をいただきました。
私は、オペラの非日常的な世界が好きです。でも、いつごろからオペラを楽しむようになったかと考えてみると、どうやらグスタフ・マーラーを好んで聴くようになってからのよう。交響曲にも歌曲、合唱を取り入れたマーラーの世界は、難しいけれども何か人間の本質に迫るものがありました。でも、あまり深刻にものを考える性質ではないので、ときどき気軽な歌曲を聴いて息抜きをする。しかし、息抜きが息抜きではなくなり、歌曲そのものの素晴らしさを思うようになりました。オペラのアリアも大好き。そんな経緯を辿ってオペラに到達する。これが私の音楽とのお付き合いであったような気がします。
最近、信時潔に関心をいだくようになって、日本人が作曲した作品を見つけては聴いています。ピアノと歌曲の組み合わせが気に入っています。むかし小さい頃、お隣のお姉さんがレッスンで毎日歌っていた、そんな風景を思い出しながら。.....小さい頃よく遊んでくれたあのお姉さんは後に東京の芸大に進まれましたが、その後お会いする機会を逸しています。
数日前にamazonに頼んでいたCD「柳兼子 現代日本歌曲選集(日本の心を唄う)」が昨夜届きました。信時潔作曲の「沙羅」「古歌二十五首」「静夜思」、高田三郎の「啄木短歌集」、弘田龍太郎の「春声」、杉山長谷夫の「苗や苗」「金魚や」。今は亡き柳兼子さん(アルト)のことは初めて知りました。日本の声楽界の草分け的な存在だったんだと思います。キンモクセイの芳しい香が漂う秋の夜長、CDを聴いて1週間の疲れを癒しました。
私は、オペラの非日常的な世界が好きです。でも、いつごろからオペラを楽しむようになったかと考えてみると、どうやらグスタフ・マーラーを好んで聴くようになってからのよう。交響曲にも歌曲、合唱を取り入れたマーラーの世界は、難しいけれども何か人間の本質に迫るものがありました。でも、あまり深刻にものを考える性質ではないので、ときどき気軽な歌曲を聴いて息抜きをする。しかし、息抜きが息抜きではなくなり、歌曲そのものの素晴らしさを思うようになりました。オペラのアリアも大好き。そんな経緯を辿ってオペラに到達する。これが私の音楽とのお付き合いであったような気がします。
最近、信時潔に関心をいだくようになって、日本人が作曲した作品を見つけては聴いています。ピアノと歌曲の組み合わせが気に入っています。むかし小さい頃、お隣のお姉さんがレッスンで毎日歌っていた、そんな風景を思い出しながら。.....小さい頃よく遊んでくれたあのお姉さんは後に東京の芸大に進まれましたが、その後お会いする機会を逸しています。
数日前にamazonに頼んでいたCD「柳兼子 現代日本歌曲選集(日本の心を唄う)」が昨夜届きました。信時潔作曲の「沙羅」「古歌二十五首」「静夜思」、高田三郎の「啄木短歌集」、弘田龍太郎の「春声」、杉山長谷夫の「苗や苗」「金魚や」。今は亡き柳兼子さん(アルト)のことは初めて知りました。日本の声楽界の草分け的な存在だったんだと思います。キンモクセイの芳しい香が漂う秋の夜長、CDを聴いて1週間の疲れを癒しました。