出ずっぱりの日々から一転して今日と明日はお休みです。お正月が明けたと思っていたら、もう2月。2月と言えば、中旬に東京、横浜に行く予定ですが、お婆さん(家内)は、ここ数日、孫娘のために編み物に集中しています。一本の糸から子供服を編み込んでいく手品のような工程を興味津々に覗いている私です。
早朝、いつもどおり散歩にでかけました。お不動さんの山門をくぐると、早や節分祭の準備ができていました。3日は豆まきです。残念ながら今年は用事があって出かけることができません。と、本堂横の御百度参の場所で一人の少年が熱心に拝んでいました。足元にリュックがあるところをみると、これから受験なのでしょうか。努力した後の神(仏)頼み。う~ん。分かるような気がします。頑張れ!受験生君。
家に帰ると、少し休憩をとったあと、気になっていた確定申告書の作成にとりかかりました。私の場合、極めてシンプルなものですから、書類さえ整えば、国税庁のホームページにある作成画面に淡々と数字を放り込むだけです。その結果、昨年に続いて還付金をいただけることが判明しました。還付金は私名義の口座に振り込みです(笑)。
気分を良くして、次は熱帯魚の水槽の大掃除に取りかかりました。水は週1回入れ替えていますが、大掃除は隔週になります。本当はもう少し余裕をもっても良さそうですが、水槽という閉じた世界で暮らす熱帯魚たちのことを考えると、そうもいきません。ただいま、40センチほどに成長したプレコ親分のもと、4匹のグラミー、5匹のスマトラが仲良く生活しています。水草が生い茂っていたので、葉っぱを整理して少しさっぱりしました。
お昼近くなって、講座を運営している仲間から「消毒スプレーがどこにも売っていない」と悲鳴のメール。新型コロナウイルスの感染拡大で売り切れ続出なのだそうです。午後、市内の大型ドラッグストアに様子を見に行きました。入口には「売り切れ」「入荷未定」の文字が並びます。驚きました。急ぎ他店に行っても同じ。結局6店舗廻って収穫ゼロ。この日は諦めました。シニア相手の講座ですから、なんとかしなければと思っても、どうしようもありません。少し待ってもう一度探してみることにしました。皆さんも、ご健康にはくれぐれもご注意ください。
休日初日は、こうして終わろうとしています。ところで、きょうの新聞を読んで気になったことがあります。「東京圏転入超過14.8万人」(読売新聞2面)。総務省が発表した2019年の人口移動調査によると、東京圏は転入者が転出者を上回る「転入超過」。なんと6年連続なのだとか。同じ都市部でも名古屋圏、大阪圏は「転出超過」。地方に目をやれば言わずもがなということなんだろうと思います。
広い国土のなかでバランスが崩れかけています。人口動態にみる心の分断、政治経済に見る心の分断。何やら悩ましい現実を突きつけられているようで落ち着きません。これが多様性ということなんでしょうか。人の幸せ、心の豊かさっていったい何なんだろう。少し考えさせられる記事でした。昨秋に読んだ、京都大学こころの未来研究センターの広井良典先生の著書「人口減少社会のデザイン」を、もういちど眺めてみたくなりました。