ライラックの樹を見上げると、枝先の花芽が膨らんできています。春先には香しい花を楽しませてくれるでしょう。ライラックの花を見ると、いつもラフマニノフの曲が浮かんできます....。
と、足元の花壇にはブルーベリーの枝先に大きな葉芽がひとつ。春を間違えたかなあ。でも、クリスマスローズの花芽が顔をのぞかせています。水仙やチューリップの芽もお目覚めです。まだまだ寒い日が続きますが、地面の下では日々のお天気に一喜一憂しながら、植物たちが春を待っています。
というわけで、ただいまレコードラックからラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調を取り出して聴いているところです。カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。ピアノは、若い頃フェスティバルホールの観客席で偶然隣り合わせになったアレクシス・ワイセンベルクです。......LPレコードを聴く。久しぶりです。少し心に落ち着きが出てきたということなのでしょうか。
今朝、散歩がてらに立ち寄ったお不動さんの大師堂に上がって曼荼羅絵と対峙しました。不思議な不思議な絵です。未だ曼荼羅絵の心を掴みかねています。揺れ動く心を持て余している私がいます。
来週は格安JALパックを利用して息子たちの家にお邪魔するため、東京、横浜へ出かけてきます。新型コロナウィルスが気にはなりますが、しっかりマスクをしてのお出かけです。14日は「世界らん展2020~花と緑の祭典」の初日でもあります。場所は東京ドーム。ナイト券(17:00~21:00/昼間の半額)をもって出かけます。今年はどんな出会いがあるのやら。即売会で何株かをゲットして子供たちへのお土産にする予定です。
そうそう、お婆さん(家内)がせっせと編んでいた孫娘への贈り物が完成しました。これで二着目です。もう少しで生後3か月を迎える孫娘、さあてどんなに大きくなっていることやら。次男君、「お食い初め」のためお店を予約して待っているとか。
そんなお爺さん気取りの私ですが、昨日は終日、シニアの皆さんの舞台発表会に行きました。写真撮影係というお役目ですが、舞台の上で演じていらっしゃるお一人おひとりの表情をカメラで追いながら、長い人生を歩んでこられた皆さんの過去、現在、そして未来がぼんやり浮んできました。皆さん、活き活きとしていらっしゃいます。おっと、私も同世代でした(笑)。
混成合唱あり。フルート演奏あり。よし笛、オカリナ、ウクレレ、フラダンス、ギター.........。長い仕事人生を終え、子育てを終えた方々が、ある意味、童心に帰って、あるいは青春時代、昭和の時代を懐かしみながら演奏する。よし笛の音色、オカリナの音色。素晴らしいものでした。ふと、先日歩いた四国の風景が浮かんできました。
そうえいば、昨年中欧を旅行したとき、国際列車でウィーンからハンガリーに向かう途中、5分ほど停車していた小さな田舎の駅舎の前に20人ほどのシニアの方々が集まっていらっしゃいました。みんなリュックを背負ってハイキングにお出かけのご様子でした。日本と違いカラフルな服装でしたが、シニアの方々の楽しみ方はどこも同じです。
さあて、お爺さん風を吹かせながら、もうひとぶんばりしましょうか。
追記:上記のとおり上京する関係で、次回の更新は1週間お休みをいただき、第三週目の後半を予定しています。