土曜の昼下がり、内田光子さんのピアノを聴きながら、ブログの更新です....。このブログも、1カ月前から新型コロナウイルスに関連したテーマが続いています。緊急事態宣言が発令された今週も、自宅で静かに過ごしました。でも、終日家籠りだと気分が滅入ってします。なので、午前と午後、各1時間半のお散歩で気分転換します。人通りの少ない道を選んで歩きますが、まったく人に出会わないこともあるほど静かな街です。長く住んできた街なのに新しい発見もあって、それなりに楽しんでいます。もちろん朝は近くのお不動さんにも寄り道します。 そうそう、週の初めに癌検診の結果をもって大学病院に行ってきました。ところが、娘のような女医さんから「現在、不要不急の検査は控えています」と言われてしまい、笑ってしまいました。そうなんです。癌の精密検査は不要不急の検査なのでした(笑)。とりあえず6月初旬に日程を抑えていただきました。
もろもろの在宅勤務の課題がひと段落したので、昨日は庭のお掃除と花壇のお手入れに気持ちの良い汗をかきました。部屋に籠ってばかりいてはだめです。春の日差しを全身に浴びて汗をかく。贅沢な一日でした。やはり、コロナウイルスに怯えてばかりいては駄目ですね。人間、ひ弱になってしまいます。決して無防備であってはなりませんが、ここ数カ月の間に内向きになってしまった「心」をギアチェンジしたい。全身に充満する「生きる力」を育みたい.....。 私は時々、「Zen禅-in USA」というブログにお邪魔します。「心理学に基づく坐禅の研究~心の風景を眺め、流れていく気持ちの音を静かに聴く」というサブタイトルが付いています。ものの見方と考え方を、時に専門的に、時には平易な言葉で、日本語と英文併記で綴っていらっしゃるブログです。拝見しながら何某かの気づきをいただく、そんなブログです。
先日のお題は「コロナ対策ストレッチング」でした。「コロナに怯えて、防疫だけに身構えていると体は守れるかもしれないが、心は弱る」。だからコロナに立ち向かうための肺のストレッチングを始めたのだと。なるほど。家籠りが続くなかでひ弱になりつつあった私の「心」に一筋の光です。心の持ちようで日々の風景が違って見える.....。 その日の午後、自転車に乗って20分、我が街にある公園に足を延ばしました。例年だとお花見客で賑わう比較的大きな公園です。さすがに今年は人もまばらですが、水鳥の写真撮影に余念のない方、広い園内をジョギングする方。もちろん親子づれや老夫婦の姿もちらほら。園内を静かにお散歩したり、広い芝生に寝っ転がったり。春の陽を存分に浴びて束の間の休息を楽しんでいらっしゃいました。
気分爽快です。ここ数日のモヤモヤ感が吹っ飛んでしまいました。やはり「心」と「身体」は表裏一体なんでしょう。どちらかが欠けると不安定になってしまう。両方をバランスよく保つことが心身の健康には良さそうです。気分をよくして、この日はさらにお隣の運動公園まで足を延ばしました。
時間はたっぷりあります。そろそろ次回の「歩き遍路」の行程でも考えましょう。夏を迎えるまでに行けたらと淡い期待を抱いています。