寒くなったり暖かくなったりとお天気が落ち着きませんが、2月に入って我が家の庭先にクリスマスローズの花芽がやっと開き始めました。暑かった夏を耐えていま、美しい姿を見せています。庭の片隅では水仙の蕾も大きく膨らんできました。あの香しい香を庭中に漂わせてくれるのも時間の問題です。明日は「節分」、そして明後日には「立春」を迎えます。 今週の水彩画教室の画題は「花」でした。何にしようかと悩んだあげく庭の山茶花の枝を摘んでもって行きました。でも、日本画でよく見る微妙な花の色合いが描けず悪戦苦闘、まだ仕上がっていません(笑)。
話しは変わりますが、今年に入って何故か中古レコードを買い取りますというお知らせが目につきます。そんなつもりは毛頭ありませんが、そういえば最近、レコードを聴く「心のゆとり」がありません。なぜでしょう。仕事をしているわけでもないのに何となく落ち着きません。というわけで最近、意識してLPレコードを楽しむ時間をつくっています。
ついでに、愛用しているアーム型静電気除去レコードクリーニングブラシを新調しました。回転している間にレコードをクリーニングしてくれる優れものです。ターンテーブルの邪魔にならない所にセットして、あとはアース線をアンプに接続するだけです。レコードはいつも丁寧に扱ってはいますが、少しでも長く愛聴したいという子どもっぽい思いからです。 こうして寒い冬の夜長、静かにレコードに針を降ろします。CDなどデジタルでは味わえないアナログの世界が部屋中に広がります。いま流れているのは、オーフラ・ハーノイ奏でるチェロ演奏「アリオーソ」です。ずいぶん前、日本橋の中古レコード店で出会ったものでした。
補足ながら、新調したレコードクリーニングブラシは、夜の8時頃にネットで注文して翌朝11時に手許に届きました。驚きました。受注システムと働き方改革が連動していないような気がします。最愛の人の手紙の到着を心待ちにするような心の余裕もなく、瞬時に届くメールに慣れ、それがあたり前のようになってきている昨今です。なにかしら考えてしまいました。そんなに急いでどこに行く?と自分に言い聞かせています。
今夜は、夏の間に庭で採取したハーブティーをいただきながらブログを更新しています。毎夜、ミント、ラベンダー、カモミールなど自然の恵みを全身で体感しています。そうそう。昨年は数粒の種から2株の唐辛子を育てました。ただいま乾燥中ですが、一粒一粒が強烈な辛さで、まさに唐辛子です。寒い冬にはとっておきで身体が温まります。昔人の知恵を追体験しています。 今月下旬からは再び繁忙期に入りますが、ここ当分はなんとなく穏やかに過ごせます。その間に春に備えて花壇の土づくりや寒肥を施そうと思っています。でも、天気予報では雨マークが付いています。さあてどうなることやら。