心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

温泉で寛ぐ ~ 秋の積丹半島

2024-10-25 10:14:46 | 旅行

 先月末から続いている原因不明の筋肉痛のこと。取り敢えずお医者さんから湿布と飲み薬をいただいて以降、全身に広がっていた痛みは和らぎましたが、まだ両肩の痛みは残ります。
 そんなわけで、温泉に浸かって少し心身を休めることにしました。今回の行先は紅葉の北海道です。もう一度行ってみたい温泉の中から積丹岬の温泉「岬の湯しゃこたん」を選びました。
 町営の立派な施設なのに、余市以北は鉄道が走っておらずお客の多くは町の常連さん。より多くの方々に来てもらうには課題がありそうでした。前回訪ねたときは来客は数組。3ヶ月後の2022年1月末で休業する旨の貼紙が掲示されていました。
 ところがその後、有志で株式会社を設立し、再開にこぎつけたようです。若者たちの地方創生の取り組みに期待を寄せました。
 泉質はナトリウム一塩化物・炭酸水素塩温泉で、とろりとした肌触りがなんとも心地よい温泉です。適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩など、私の症状にはぴったりです。
 問題は近くに移動が便利な宿がないこと。3年前には、北海道中央バスの「岬の湯しゃこたんバスセット券」を購入し、札幌から高速バスに乗って小樽駅へ。そこで路線バスに乗り換えて行きました。
 でも今回は違います。中央バスが「秋の絶景積丹岬コース」という定期観光バスを運行していて、途中、島武意海岸(しまむいかいがん)や神威岬(かむいみさき)などを下車観光しながら、ちょっとした小旅行気分です。
 札幌駅前を9時過ぎに出発しお昼前に「岬の湯しゃこたん」に到着しました。施設の雰囲気は3年前と変わらず、昼食後に露天風呂に入ると、右に積丹岬、左には神威岬が一望できます。この日はバスツアー客のほか十数名がオートバイやマイカーで三々五々やってきていました。

 ところで、今回の北海道旅行は、いつものように格安JALパック+誕生日優待〈-15,000円〉を利用しました。10日ほど前に航空機とホテルの手配だけ済ますと、あとは現地調達の行き当たりばったり。いつもの珍道中です。

 2日間、夜の札幌を楽しんだあと、3日目の朝には地下鉄とバスを乗り継いで羊ヶ丘展望台に行きました。なんと、その路線バスを運転していたのは前日の定期観光バスを運転していた若い女性運転手さんでした。若者たちが頑張っています。
 午後には次の温泉地・定山渓温泉に向かいました。こちらは3回目の訪問です。道内最大規模の温泉施設で、泉質と効用はしゃこたんの湯とほぼ同じ。ホテル周辺の紅葉を愛でながら温泉に浸かって美味しいお酒をいただきました。連日の温泉三昧でなんとなく肩の痛みも和らぎました。 
 帰阪した翌日、つまり昨日は朝から京都の講座に出かけ、絵画教室ではさっそく北海道の紅葉風景を描き始めました。お誘いをいただいたので、来月からは京都観世流の先生の指導による謡曲同好会にも入ることにしました。来年6月大阪・関西万博EXPOホールで開かれる能「2000人の”水の輪”」に備えます。
 この日はそのあと夕刻、大阪に舞い戻ってシニア仲間と合流しました。このところの原因不明の筋肉痛は、生活リズムが激変したため身体が追いついていないのかもというのが元看護婦長さんの見立てでした(笑)。慌ただしくも呑気な1週間でした。

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