心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

プルメリアの花芽

2009-06-14 09:35:49 | Weblog
 梅雨の季節の日曜日ですが、穏やかな朝を迎えました。若干の湿っぽさはあるのか木々の緑が映える気持ちの良い風景が窓の外に広がります。
 ところで、先週の日曜日は少し頑張りすぎたようです。お昼寝タイムのあと、急に腰部に鈍い痛みが走って起き上がれなくなりました。腰を擦りながら恐る恐る階下におりて、少しじっとしていました。お風呂に入って温めても変化はなし。症状は悪化する一方でした。それでも何とか無理をすれば歩ける状態でしたので、湿布を貼って腰痛用のコルセットをつけて、翌朝は通常どおりご出勤でありました。
 さすがにエスカレーターのない駅は堪えました。手すりを使ってなんとか進めたのですが、職場ではそんな素振りは見せられません。むやみに席を立つのは遠慮するなど極力普段どおりの動作に徹しました。しかし、急に立ち上がると平衡感覚を失って、自然に机に手を添える始末。でも、なんとか周囲には気づかれずに済みました。いや、気づかれているかも。
 今も少し痛みは残りますが、なんとか快方に向かっているようです。それにしても、腰というのは歩行を支える重要な部位のようですから、これが損傷すると歩くのはなかなかたいへんなことを身をもって体験いたしました。それなのにそれなのに、先週は広島への日帰り出張、昨日はある団体の懇親会出席の任も果たしました。そしてやっと日曜日を迎えました。
 そうそう、amazonから鶴見和子曼荼羅Ⅸ「環の巻」(内発的発展論によるパラダイム転換)が届きました。もちろん中古品です。資料編を含めて590頁の大書ですから、8月までに読破できたらと気楽なことを考えています。解説は川勝平太氏です。以前、シンポジウムでお目にかかったことがありますが、なかなか面白い方だなぁという印象はもっています。その川勝氏、なんと今回、静岡県知事に立候補するのだそうです。まだまだお元気なようで。
 ともあれ、ここにきて私の読書歴も、少しずつ点と点が結びつきながら最終章に向けて動き出した感があります。この夏59歳を迎えますから、あと長くて20年と考えると、なかなか楽しい人生の最終章になりそうです。それまでは、いつまでも貪欲に、へこたれないで、かといって妙なところに色気を出すことなく、我が道をゆく。そんな平凡な生き方を望んでいます。
 タイトルの話題が一番最後になってしまいました。プルメリアの木に花芽が見えました。このプルメリア、実は長男の結婚式をハワイで行ったとき、帰途につく空港で残りの米ドルを使い果たすために購入したものでした。南国ハワイでは大きな木に美しい花が咲き乱れている風景を何度か見かけ、記念に持って帰りました。あれから3年。夏の間は大きな葉っぱを太陽に広げていますが、寒い冬になると1枚また1枚と落ちて、最後は茎だけになります。それでも今年の冬は、寒暖の差を気にしながらも居間に置場を移したためか、なんとかこの春まで4枚の大きな葉っぱをつけて越冬しました。しかし、温かくなって外に出した途端に落葉してしまいました。その後、例年のように新しい葉が芽生えてきましたが、頭のてっぺんに妙なものが。インターネットで調べてみると、花芽であることが判りました。ひょっとしたら、うまくいったら、今年開花するかも。6月にこの状態なら8月の上旬には開花するのではないかと。いま胸を躍らせています。こんな他愛ないことにも大いなる喜びを感じる自分を、もう一人の私がにこにこしながら眺めています。
 
 最後にもうひとつ。庭のブルーベリーの実がずいぶん色づき始めました。きょうの朝は、初採りのブルーベリーをヨーグルトに浮かべて美味しくいただきました。下段の写真は今朝収穫した実です。30数年間ご愛用のコーヒーカップにいっぱいの実が採れました。家内お手製のフラワーアレンジメント作品の横で、少し気取って記念撮影です。
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