4月は、16作品17冊、読みました。
まずは、第166回芥川賞、直木賞受賞作と候補作、本屋大賞ノミネート作等、単行本の小説を6作品。
◆ブラックボックス(砂川文次)
コロナ禍の社会における非正規労働者の悲哀みたいな書評もあったが、私には、行き当たりばったりに生きている切れやすい若者の自業自得のお話のように読めてしまった。今に限らず、こういう人はいつの時代でも生きにくいはず、サクマくん、衝動的に暴 . . . 本文を読む
満開の桜を求めて桜前線を2週間ほど遡上、山梨県・下吉田の新倉富士浅間神社に行ってきました。
東京にも数多ある浅間神社、総本社は静岡県にある富士本宮浅間神社で、ご神体はもちろん富士山、ご祭神は、瓊瓊杵尊の妻の木花咲耶姫命(このはなのさくやびめのみこと)、絶世の美人で、一夜にして身ごもったため夫に疑われ、身の潔白を証明するために産屋に火を放って子を産んだ神様ということで、美しく、気高く、そして活火山 . . . 本文を読む
第六波がピークアウトしてから1か月ほど経過しましたが、陽性者数、期待通りには減っていきませんね。
マンボーは解除、外国からの入国者もワクチン3回接種していれば大部分の国は隔離期間なし、規制緩和は進んでいますので、それで増えていないのですから良しとしなければいけないのでしょうが、米国や英国と比較しても、ちょっと減り方のピッチが遅いかなという気がします。
第六波で陽性者数が拡大したのは、10歳未満、 . . . 本文を読む
久々に月20冊読みました。
まずは新刊を中心に単行本が5冊。
◆臨床の砦(夏川 草介)
「神様もカルテ」の夏川草介さんの描くとある地方都市のコロナ病棟の現実、限りなくノンフィクションに近い小説。
時期はワクチン接種も始まっていない中で第三波が到来した21年1月。この頃の陽性者数は今の1割程度、でも死者数は約半分、高い確率で死に至るこの病に対する恐怖と偏見が今より強くあった。
未体験の事態に行政が . . . 本文を読む
1か月ほど前のバラエティ番組「1億3千万人のSHOWチャンネル」にも取り上げられていた、京都府与謝郡伊根町で「伊根の舟屋」を見てきました。
天橋立駅から1時間に1本ほどの路線バスで約1時間、結構遠いです。
海岸ギリギリに、1階が舟の格納庫で2階が住居となっている造りの家が立ち並んでいます。
早速湾内1周のクルーズに。
といってもちゃんとしたクルーズではなく、船頭さんが客寄せの呼び込みをやって . . . 本文を読む
京都から京都丹後鉄道(通称:丹鉄)で2時間余り、天橋立駅に到着。
天橋立は、はるか昔、大阪勤務時代に会社のラグビー部の仲間と女子マネで来て以来、数十年ぶり2回目の来訪、その時は車だったが、多分この駅、この鉄道はなかったと思う。
駅前に小倉百人一首にもある、小式部内侍の和歌の碑。
「大江山いくのの道の遠ければ まだふみもみず天の橋立」
これ、高校の古文の教科書に載っていたので、強烈に覚えている。
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京都で2泊したのちの3泊目は、住所でいえば京都府与謝郡伊根町。京都からは鉄道を使っての移動です。
京都から福知山まではJRの山陰線、福知山から日本海の天橋立までは京都丹後鉄道宮福線、天橋立から伊根町までは路線バス。
さて、京都丹後鉄道(通称:丹鉄)ですが、当然ながら単線、特急でも2両編成で、福知山・天橋立間は約40分、京都・福知山間と併せると、2時間を超える旅となります。料金は特急料金込みで大体 . . . 本文を読む
東京のローカル局・TokyoMXに「ごりやくさん」という、毎週1社ずつ日本各地の神社を紹介する番組があるのだが、その番組で紹介された京都にある神社で、行ったことのないのがこの貴船神社だった。
貴船神社は、京都市の北の山の中に坐します。
地下鉄烏丸線の終点・国際会館前から路線バスで貴船口へ、そこからさらにバスを乗り換えて貴船神社前、ここまでたどり着くのに小一時間。洛中は晴れていたのに、このあたりは . . . 本文を読む
東京生まれの東京育ちだが、さすがに京都には何回も来ている。
古くは中学、そして高校の修学旅行。22歳から28歳までの6年間は大阪勤務だったため、兵庫県伊丹市の独身寮に住んでいた。あまり京都には足は向かなかったが、それでも年1回くらいは行っていたのではないか。
直近では2018年、新入社員時代の上司を囲む会が京都であって、半日ほど街をぶらぶらした。
清水寺とか、八坂神社とか、金閣寺とか、有名どころ . . . 本文を読む
20年12月にGOTOトラベルで京都旅行の予定だったのですが、緊急事態宣言、GOTOトラベル中止で旅行も断念、その時のリベンジに、京都に行ってきました。実はコロナ陽性者数は当時より今の方が多いのですが、まあ、気にしない、気にしない。
朝6時半の新幹線で、9時前に京都入り。まず向かったのが朝から行列のできるラーメン店。駅から歩くこと約10分、すでに行列のできているラーメン店が2件並んでいます。
行 . . . 本文を読む
昔は「花見」と言えば、昔は桜ではなく、梅だったようで。
ほぼソメイヨシノ一本被りで、同時に満開になる桜と違って、梅は種類も色も多様、パッと咲いてパッと散る、桜のような潔い迫力はありませんが、これはこれでなかなかに楽しめます。
今年は冬が寒かったせいで、梅の花も例年より遅かったみたいですが、時系列を追って観梅記録をまとめてみました。
2月11日、東京でも大雪が降った翌日、金沢兼六園の蝋梅。雪景 . . . 本文を読む
スーパー銭湯ではない、昔ながらの銭湯の話です。
昔、市民ランナーだった頃は、練習会(とアフター)とセットでよく利用していたのですが、ここ10年くらいで、行ったことのある銭湯が次々なくなっている。。。
15年くらい前は、東京都に確実に700件以上あったはず(900件くらいあったかも。記憶が定かではない)の銭湯が、今や500件を大きく割り込んでいる。
気になってHP等で現状を調べてみたのですが、、、 . . . 本文を読む
14冊読みました。
昨年の「カドフェス」「ナツイチ」の積読本を崩し中で、あわせて9冊。
◆砂の家 (堂場瞬一・角川文庫)
母と妹を殺害し殺人犯として収監された父、幼くして家族を失い、殺人犯の息子として辛酸をなめた兄弟、兄の健人は大手外食会社に就職、弟の正俊は道を踏み外し兄を逆恨みする。砂の家=崩壊してしまった家族か。
やがて健人の会社に脅迫メールが届く。解決役となった健人は、恩人である社長と . . . 本文を読む
1月は13冊読みました。
単行本を7冊。
◆大鞠家殺人事件(芦辺 拓)
昨年末の本格ミステリ6位、でもこのミスでは30位にも入らなかった作品。さぞかしマニアックな作品?と思って読み始めたが、割と面白くすらすら読めました。
昨年の「鶴屋南北の殺人」同様、舞台設定が特殊、大阪商人の文化が色濃く残る明治末期から大戦までの船場の、化粧品で富を築いた大鞠家で起こる奇怪な連続殺人事件。因習に捕らわれた家に、長 . . . 本文を読む
男子は日本航空高校がインターハイ王者鎭西高校に2セット先取された後3セットを連取、劇的な逆転勝ちで初優勝でした。
両チームともあまり大きい選手はいない、優勝、MVPを獲得した日本航空のエース前嶋は180㎝、鎭西の2年生エース桝本は182㎝。そして両チームともこの小柄なエースにトスを集めてくる。
両チームとも堅守、大型選手を擁するチームをここまで退けて勝ち進んできただけのことはある、
第四セットは、 . . . 本文を読む