雪に埋もれたキャンプサイトにはとっても素晴らしいトイレやシャワー、洗濯の設備があり、スペインでも屈指の高級キャンプサイトだった。
昨夜はもう雪は降らなかったが、雪は凍ったままで、真っ白。雪雲は去って2日前までの晴天になった。
今日はパンプローナまでの300kmを行く。ピレネー山脈の近くだから昨日の雪でパンプローナも埋まってしまったかも知れぬ。
9時半ごろにサイトを出発して10分ほど走ると雪で埋もれていた畑や牧場が急に一塊の雪も見えなくなった。
果樹園には梨とアーモンドの花が満開で、ポルトガルより1ヶ月は遅い春だ。
ピレネー山脈が遠くに見えるところは高度も上がっていたのか、また道端まで雪が見られたが、パンプローナへの100kmほどは平野で若緑の牧場がすがすがしい。
パンプローナに後35kmのタファラ(Tafalla)の町を通りぬけたが、街路樹(たぶんスズカケだろう)の横に伸びた枝をつなぎ合わせ、これで葉が伸びてくると素敵な陽陰の道になる。北スペインの町では夏の暑さもこうして緩和しているようだ。