Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

キャンプ旅行 New Year eveの花火

2012-04-27 10:59:41 | キャンプ旅行 2011-2012

12月31日、オルニャオのキャンプサイトを出てクォテイラへ帰っていった。

オルニャオの町を去る前に海岸の土曜マーケットへ行った。このマーケットはクリスマスイヴにもこの年末にも大盛況の賑わいを見せていて、スペインへ行ってもすぐスーパーへ行かなくても済むよう、果物や野菜、それに丸々太った生きのよい鯖2匹も買った。鯖は一匹をしめ鯖にしてお正月のご馳走。オレンジの盛りで値段がだんだん下がり1kg40セント(35ペンスくらい)になった。柿とオレンジを数キロ買い、オリーヴの漬物も買い込んで欲しいものが全部手に入って嬉しい。

新年は日本では除夜の鐘がなるが、世界各国で夜中に花火が上がるようになったのは、2000年祭からだと思う。テレビではオーストラリア、ホンコン、シンガポール、モスクワ、パリ、ロンドンと時差があるから東のほうから順に花火が上がり始め、最終はニューヨークで祝典は終わる。各国の首都であがる花火は絢爛豪華で他国に負けない気概がある。

ここクォテイラの町では、海岸べりで夜中12時から花火があがる。こんな小さな片田舎の町では日本の町内会の花火ほどにも華やかさはないかもしれないが、わずか10分間を大いに楽しませてもらった。

スペイン、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、アイルランドのユーロゾーンでは経済危機が叫ばれて久しい。アイルランドでは若者たちがオーストラリアやアメリカに移民し、ポルトガルではブラジルへの移民が相次いでいるとのニュース。こんなに経済危機でも年末に決して安くない花火をふんだんにあげるこの国民性に感激した。

  

この夜夕食をアイルランド系のレストランで食べようと10時まで待って行ったのに、この夜だけは予約制で断られた。仕方がないから海岸べりのあいているレストランを探し廻って入ったところは、メニューの数が極端に少なく満員の客はほとんど飲み物だけで騒いでいた。食べ物は私が料理できるようなものばかりで、値段は高くがっかり。11時半ごろから海岸の歩道はワインボトルを持った人たちでいっぱいになり、12の花火と同時にいたるところで歓声が上がった。私たちもワイン1本を持って行ってたから新年のお祝いに海辺で乾杯。半月が輝いていた。

  

  

明けましておめでとうございます。  皆様にとって良い年になりますよう。  

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