Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

キャンプ旅行 オルニャオの日々(Olhau)

2012-04-29 10:23:45 | キャンプ旅行 2011-2012

  



オルニャオのキャンプサイトに落ち着いてもう10日も経ってしまった。
毎日特別することも無いが、どこに居ても生活していることに変わりない。掃除、洗濯は毎日こまめに、三食はほとんどキャンパーでクッキングしている。たまにお昼にショッピングに出ると、町のレストランやスーパーの簡易食堂で昼食を食べる。外食は塩分が多いのがたまに傷。町のクリスマスデコレーションもあちこち見られ、キャンパーにも派手な電気の飾りが見られる。ショッピングセンター内のクリスマスツリーはいろいろ工夫を凝らしてあり、特に卵の空箱を利用したツリーは良く出来たと感心した。

  

去年この町へ来てはじめの印象が、町の空き地いたるところの落書きで何と落ちぶれた町だろうと思ったのに、今ではこれらの大きなグラフィティ(落書き)は完全な芸術だと思うようになった。

  

 

この巨大なキャンプサイトで数百台のキャンパーやキャラバンに住む人たちは、ほとんどが北ヨーロッパからの60才台以上のゴールデン・エイジの年寄り?この50人乗りのバス・サイズのキャンパー(10メーター以上ある)がこのサイトに5台も停まっている。彼らは6ヶ月くらいはここに住み着いているのらしいが、こんな大きな車がポルトガルやイギリスの田舎道や街中を走ると思うと恐ろしい。

  

食器洗い場へ行くと出会った人たちと気安くおしゃべり、英語の出来ないフランス人のおじさんはチーナ(中国人)?と聞き日本人と知ったらすぐ”おはようございます”、こんばんはございます”と片言の日本語連発。翌朝自転車で”おはようございまーす”と走り抜けていった。

スーパーマーケットの支払い場でオブリガード(ありがとう)と言うととっても喜ばれる。
ポルトガル人のお客まで一緒ににっこりして、此方まで嬉しくなる。市場でだってこうして地元の人たちに混じって平気で買い物が出来る。

今日、スーパーで買い物中に亭主が寄ってきて、”あれだからイギリス人は嫌われるんだ”と言う。キャッシャーではこの店はクレジットカードは受け付けないと言うのに、態度の大きいイギリス人の男性は”ヴィザはどこでも有効なのに君はヴィザなど知らないのか!!”と怒っている。 何をえらそうに・・・・とは私の独り言。

  

スペインもそうだがポルトガルでもスーパーの中で生鮮魚の売り場が充実している。一匹の魚でもえらやはらわた、うろこ、尻尾など全部とってくれる。このサーヴィスは市場ではあまりない。以前にスペインのスーパーで私の前に小イカを1kgほど買った客がはらわたを抜いてもらっていたから30分以上も待たされて、頭にきたことがあった。



今日は新鮮な鯛があったから1匹買って刺身に、頭と中骨は味噌汁にした。亭主にはステーキとチップス。お互いにハッピイでこれに越したこと無し。

この巨大なサイトの中間点でしかWifiが使えない。レストランの庭がWifiの使える最端でその日によって、電波の強弱が激しくて、つながらないことも多い。
ウォータ・タワー近くの道端のベンチでコンピューターをつけて、マレーシアの友達とスカイプ交信。すっかり楽しんで大声で話していたら、通りかかったサイクリストの夫婦が去年クエテイラで親しくなったアイルランド人の二人だった。
偶然の再会に大喜び、ポルトガルでアイルランド人、マレーシア人、イギリス人、日本人とのおしゃべりなんて何と国際的ではないか。

  

この10日間に雨が降ったのが1日だけ、ほとんど空が澄み渡って、キャンプサイトの上空を舞う2羽のコウノトリを見て何と幸せだろうと思う。
昨日は暖かくて半そでで海辺へバードウオッチングに出かけた。海は遠浅で貝拾いの人たちがあちこち見える。遠くに一塊のへら鴨の群れが見えたが、土手を行く3人の人たちを恐れて飛び立っていった。今年は去年ほど野生の鳥が見えないのが気になる。

コメント (1)
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