Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

キャンプ旅行 エル・ロシオ (El Rocio)

2012-04-25 11:10:00 | キャンプ旅行 2011-2012



1月2日スペインへ向けて出発、昨年12月半ばまで無料だったポルトガルからスペインへ行く高速道路は無人有料道路になり、その支払いの仕方がはっきりわからない。だから田舎道を通ってスペイン国境までたどり着いた。昨年も行ってとっても気に入ったスペインのエル・ロシオを目指す。




もう一月近く晴天が続いて、砂漠の中に造られたようなロシオの町は砂埃が舞う。昨年行ったときは大雨の後だったせいもあり、砂で出来た道路のいたるところに大きな水溜りがあって車が泥水を跳ねて走っていた。

  

昨年町の隅々まで歩き回って写真を取り捲ったものだけど、今回は感激度がずいぶん薄れてしまった。それでも湖に映る純白の町は何度見ても素晴らしい。広大な湖にはフラミンゴは数えるほどしか見えず、がっかりしてドニャーナ(Donana)自然公園へ足をのばした。

  


今回気づいたのはドニャーナ自然公園がユネスコに指定されていたこと、この自然公園の中のロッシナ・ビジターセンターは3.5kmの木道が松林や、湿地帯、草原に延びており、湖のほとりにわらぶき屋根の野鳥観察小屋が設置されている。

  


松林の中は涼しく、草原に出ると直射日光が暑い。私たちの真上でたくさんのコウノトリが舞っている。どうしてあんなにたくさん集まっているのか不思議だけれど、とにかく上を向きっぱなしで写真を取り捲った。首が疲れていったん休み、1分ほどして見上げたらあんなにたくさん舞ってたのが手品のように消えてしまってまるで狐に化かされたみたい。

  

夕方になるとこの湿地帯は帰宅する水鳥で賑わうらしいが、太陽ぎらぎらの日中ではカイツブリくらいしか目に付かない。又ゆっくり木道を散歩しながら日向にワラビが20センチくらいに伸びているのを見つけた。もちろん公園内では草花すべて採ったり折ったりは禁止されている。

  

このロシオの町も町外れのキャンプ場も真平らの砂地にあり、四方を見渡しても松林より高いものはなく、太陽は地平線から上がり地平線へ沈む。この時期、この町へ訪れるのはキャンプサイトへ来た人たちばかりだが、夏の競馬シーズンや、宗教祭典時には一躍100万人もの人たちで賑わうという、面白い町だ。

コメント
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