ユトランド半島を南下し、国境を越えるとドイツです。北部ドイツの大都会と言えばハンブルグですが、大都会はキャンプサイトを探すのが大変と言う理由で遠慮して、ハンブルグから北東に当たるリューベックへ行くことにしました。
リューベックは南のリューネブルグで採掘した岩塩を、バルト海沿岸の国々へ輸出することで栄えた通商都市で、レンガつくりの重厚な建築物と石畳の道が素敵な旧市街はユネスコの文化遺産に指定されています。
15世紀に建てられたホルステン門はこの市のシンボル的存在です。内部は市立博物館になっています。
この門の右側の建物はかっての塩倉庫です。たかが塩でと思うのですが、塩の売買で財を成したこの市の商人たちは12世紀から聖霊養老院を作り一部は今も使用されているとのことです。
街角の人形劇オペラの宣伝版
きれいな住宅の軒先の飾り?か建物の守護像?
市の北の入り口ももっとも古い部分は13世紀から成る門で、周囲にも立派な建物が並んでいます。
市の中心部に在るベーンハウス博物館は、外観はそれほど大きくありませんが、過去には塩商人の大邸宅だった三階建ての素晴らしい内装の屋敷です。ここは19−20世紀の芸術絵画、彫刻など又リューベックの文化史を展示しています。
写真の大聖堂は1173年に建設されたバルト海地域で最大の建築物です。歩いて一回りできるこの旧市街には数知れぬ教会があります。
狭い町並みの一角に人形博物館があり700点にのぼる世界中からの人形をゆっくり見ましたが、この博物館の隣では操り人形のオペラ公演をして居るそうで、明日の晩セビリアの理髪師を上演すると、云っていました。