この博物館のすぐ近くに建つ宮殿風の建物は北方民族博物館です。16世紀から現代までのスエーデンの発達歴史が学べます。
野外博物館スカンセンは、急激な近代工業化によって古い伝統を失って行くことを恐れた創設者のハッセリウスによって、スエーデン中から150棟の文化・歴史的建物が移築され1891年にオープンしたものです。
小さな工房には陶芸、ガラスメーカー、印刷所、金物屋など人々の生活、仕事などを実際に見ることが出来ます。
機を織っていた若い女性2人にリネンの材料は何かと聞いたところ、リンシードを採る植物フラックスを見せられました。リンシードはパンやケーキの中に入っていて健康食品のひとつになっていますが、その茎までがリネンの材料として利用されているとは知りませんでした。
ここでも昔からの人間の英知に感激しました。
シンプルなステージのある一角で、スエーデンの各地方の伝統民族衣装に身を包んだ男女が、バイオリンとアコーデオンの音楽に合わせて、フォークダンスを披露してくれました。暑い日差しの下で観客も、ダンサーも汗にまみれて楽しみました。
珍しい魚がいた水族館
スエーデンの建築物も以前フィンランドで見た木造建築とほとんど代わりが無い様に見えます。又屋根に草花がいっぱい生えている小屋などは、ノルウェーの田舎で多く見られた建物です。
動物園も充実していて、北欧の動物、狼やトナカイ、鹿などのほかに、リーマの檻の中に入って写真を撮ることも出来、猿やマントヒヒの檻等丸一日楽しめるところでした。