昨年東欧からドイツを旅行したときに、旅行案内書の必要性を感じ、帰ってから買い込んだのが植田健邇著のドイツトラベル事典でした。
此れは個人旅行ガイドブックで、ほとんど日本で知られていない小さな町なども説明されていて、本当に役に立ちました。
この事典に載っていたバート・ゾーデン・アレンドルフは、木骨組みの町並みが他の知られた町より美しく、ドイツの隠れた名所の感ありとのこと、是非行って見なくてはとキャンパーを向けました。
ラッキーだったのはこの町のキャンプサイトは、ドイツ特有のキャンピングプラッツと呼ばれる、キャンピングカーのみが駐車出来るものです。
キャンプ場管理人が居なくて、水も電気もお金を入れれば使用でき、一晩の駐車に安い料金を機械から購入すればよいのです。
町は写真でわかりますように、町並みのほとんどが木骨組みの建築物で、事典の著者が実際に行って感じたことを書いたのだと良く判りました。
家々の玄関にはオクトーバーフェストの飾りが下げられ、ほとんど人気もない通りを写真を取り捲りながら散歩しました。
開いていた教会の中でカラフルなステンドグラスを写したのですが、絵自体がなんだか漫画のように思えて、これらは新しいのかもしれません。
ところでドイツ語の町の名前にバート(Bad)の付くのが多いのですが、これは温泉を意味し温泉や鉱泉がありほとんどが療養所や温泉プールになっています。たとえばBad Herrenalp や Bad Wildbad など黒い森の北部の代表的療養地です。
翌日、バート・ゾーデン・アレンドルフから車で一時間ほどの町ゲッティンゲンを訪れました。
ここは中世の町で、周囲を高い散歩道の在る塀がとりまいています。教会がいくつかあり、入ってみた教会が今まで見たこともないような派手な内装でで驚きました。
マルクト広場は若者が多く、この町が大学都市として発展しているのが良く判りました。
ここのキャンピング・サイトもバート・ゾーデン・アレンドルフのようにキャンピングプラッツで、きれいに整備されたサイトは安くドイツならこそと有り難く思っています。