ライン出版編集部

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ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

でっちようかん

2007-12-10 22:33:44 | Weblog
「近江八幡」「若狭」「京都」「伊賀上野」など、産地によって名前の由来も作り方も違う不思議なようかん。

丁稚奉公に出た子どもたちが藪入りで帰郷した折奉公先の主人へのお土産として持ち帰ったという説、
また、まぜ合わせることを方言で「でっちる」ということからこの名がついたとの説もある。

NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」にもでっちようかんが出てくるが、これは母親が主人公である娘のお弁当に持たせた創作ようかん。
若狭名物のへしこ(鯖のぬか漬け)とでっちようかん(若狭地方では水羊羹をこう呼ぶ)を混ぜて作られ、想像しただけでも気持ちの悪い「へしこでっちようかん」なのだ。

詩仙堂近くの中谷で買ったでっちようかんは、丹波あずき餡と厳選したコシヒカリ100%米粉をまぜ合わせ竹の皮に包んで蒸しあげたもの。
もっちりむっちり平べったいようかんで、噛みごたえがある。