ライン出版編集部

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先見の明

2011-03-15 08:57:48 | Weblog
福島原発の話題で騒然としている折、
思い出すのは黒澤明監督の晩年作『夢』。

1990年の制作で、
各章「こんな夢を見た」で始まる
「日照り雨・桃畑・雪あらし・トンネル・鴉・赤冨士・鬼哭・水車のある村」
の8話からなるオムニバス映画。

その中の「赤冨士」では
赤く染まった富士山が大噴火を起こしている。
何があったのか!?
逃げ惑って右往左往する大勢の人々。
原子力発電所が爆発したという。
目の前に迫る色のついた霧は着色された放射性物質であった…。
(参考「ウィキペディア」)

20年後を予測したのか、
黒澤監督はこんな予知夢を見ていたのである。