繕い裁つ人

「繕い裁つ人」

コミックの実写化映画だそうです。
主演は中谷美紀




お洋服作るの、大好きな私。

なんでも作るのが好き。

初めては小学生低学年で編み物
それから4年生になって手芸部に入って
ひたすら刺繍の虜になっていました。
小学生ながら高学年ではけっこうな腕前になっていましよ。
今はもう忘れてしまって数種類しか覚えていませんが。

お給料貯めて初めて買った大きなお買い物はミシン。
今でも健在です。

でも、、、。
この映画のトレーラー観て思い浮かぶのは祖母のこと。
祖母は自分の事は殆ど話さない人でしたが、
父親の話では色々な事をしてきた人。
若いころは洋裁を習いに東京まで行った事があったそうです。

そんな祖母が人生を終えた数日後、
部屋から出てきたのが戦後のファッション雜誌と
祖母が描いたであろう、洋服のデザイン。










生前は見たことがなかった物で
きっと大切に思い出の一部として取っておいたのだろうと思いました。
捨てるにはなんだか寂しくて
形見の一部としてもらいました。
いつも傍に居てくれた祖母は私にとって一番大切な人でしたから。

若い頃、洋服作りが楽しくて、
ついにはジャケット作りに挑戦しようと
生地を買いに一緒に行ってくれるように頼んだら、
「ジャケットは難しいよ。
芯をしっかり入れて、袖付けも吊らないように付けれないといけないからね」
そう言って、益々私の作りたい病に火を付けた祖母でした。

出来たジャケットを褒めてくれたのも祖母。
でも祖母は複雑だったのでしょう。

私が3歳で生き別れた実母は洋裁でご飯を食べていた人。

多分祖母の中では祖母に似た私ではなく
母親に似た私
だったのでしょうね。

もちろん祖母の前では実母の話は厳禁でしたから。
それでも私が二十歳を過ぎた頃には洋裁する人だったことや
その他の話を時々ぼそっとしてくれるようになりましたが。

祖母の中には子供を置いて出て行った人
と云うのは許せなかったのだと思います。

実母との話になると書ききれないほどになるのでここでひとまず終わりにしますが、、、。

「おばあちゃん、私が物作りが好きなのは
おばあちゃんの影響と、おばあちゃんに似たんだよ。」
と天国の祖母に言っておきましょう。

しかし、、、、
頑固な主人公の中谷美紀が観てみたいな～って思わせる。
私も頑固だし～笑

NHKで「軍師寛兵衛」が放映されていた時
ある人から
「寛兵衛の奥さんみたいだよ」とよく言われた。
もちろん！
中谷美紀の様な美人じゃございませんよ。
その頃、寛兵衛が囚われていて
しっかりして気丈な演技が
勝ち気な私と似ていたんでしょうね～。
またいつも職場では髪はアップにしている私ですからね～。

「若女将や高級ホテル(←ここ大事？笑)の奥様みたい」と私の事を仰る方もいらっしゃいます。
(私の呼び名は若奥様、若くは無いんですけどねぇ～～笑)
まあ、こちらも髪はアップで気が強そうですが、、、。