aspettare

イタリア語で 待つ、、、
どうってことないけど発音が好き、、、

ワクチンを射ちに

2006-07-12 19:27:13 | 愛犬

今日は愛犬のワクチンを受けに病院へ行きました。

ここは先代のワンコが亡くなった病院。
そして、いつもワクチンを受ける月は命日の月。
ここの病院は診察室が3部屋あります。
2室がいつも使われ、もう1室は予備の部屋。
この予備の部屋へ毎日見舞いに行って、最期を看取りました。
「必ず戻って来るからね。」
最後は心の中でそう聞こえました。
そうすることで現実を受け入れようとしたのかもしれません。

懐かしい、心に重く感じる部屋・・・。
毎年待っている間、じっとその部屋のドアを見つめてしまいます。

ずっと続いた苦しいペットロスもようやく今年、微笑むことができるようになりました。
そんな今年、診察に呼ばれたのは奇しくもいつもは使われない予備の第3の診察室。

今の子と供に入る部屋は懐かしさを感じ、きっと少し前までは入るだけで泣けたでしょう、まるで亡き愛犬が「今年はもう大丈夫だね」と囁いているようでした。

甘ったれの今の子は(先代の子の分までもとベタベタっ子に育ててしまいましたバカ親です)私にしがみ付いて注射が打てません。
いつもより今年は酷いです。
見かねて先生は奥へ連れて行ってしまいました。
「すぐに終わるので待合室で待っていて下さい。」
そう言われて、殆ど離れたことがない愛犬を心配しながら待っていました。
じっと見つめている第3診察室の扉が開き・・・。
そこにはじっとこちらを見つめる愛犬が・・・。

「元気に帰って来たよ
この子の声なのか、先代の子の声なのか。
なんとも複雑な、でもそれは明るい再会。(数分の別れなのに大袈裟な)

いつまで続くか分からない幸せだけど、後悔しないように毎日この目と心に焼き付けて行きたい幸せです。

ところで、掛かり付けの病院は決して大きな病院ではありません。
けれど設備が整っていて、今日もはるばる紹介で来てた子が2匹。
1匹は車で一時間以上はかかると所から来ていました。
どんなに大変でも愛犬の為に・・・。
決して2匹とも軽い病気には見えませんでしたが(でなきゃ紹介では来ませんよね。)、良くなって欲しいと祈らずには居られませんでした。
重い病気の子を持つ辛さは身に染みて分かっていますから・・・。


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