aspettare

イタリア語で 待つ、、、
どうってことないけど発音が好き、、、

次の世代へ

2020-05-02 08:18:17 | つぶやき
ヨネちゃんがおうち時間の時に話してた事。
私もジーンとしたお話。

「今の30代から50代の人達が、その下と上の世代の方達を導いて行く為に頑張らないといけない。」と。
私達が今迄安楽な暮らしが出来た世界を、導いて築いて下さった方達とこれからの未来ある子供達の為にって。

ほんと、そうだよね。

私の父や叔父は幼少時、戦争を体験しています。
私が子供の頃、良く話てくれました。
父達は名古屋の中心地に住んでいましたのでその体験は死との隣合わせ。
B29から毎日の様に逃げ惑い、堀川に飛び込んで河に沢山の方達の亡骸が浮かんでいた事。
父の親友は足に弾があたって、蛆が湧いた足を見せて「こんなふうになってしまった。」と笑って見せてくれたと、そして亡くなったと、、、。(まだ子供だったのですよ。)
祖母は腹巻きの中にいつも当時のお金で百万円の札束を入れていたと。
何も無くて、闇市で買い物して衣類は全て食べ物に替えたと。
寝ている時に泥棒が入ったけど、怖くて寝たフリをして、全部持っていかれたけど、命だけは助かった事。
危険を感じて家を残して疎開して、帰って来た時は焼け野原で土地は見知らぬ人に盗られた後だったそう。
そう、全て失ってしまったのです。
小学生の父たちは母親である祖母を守らなくてはと必死だったと話ていました。
当時はそんな時代だったのですよね。

二十歳位の時だったかな〜。
父の事で色々とあった時、父の友人で可愛がって下さってた、会社を経営してらした方がヒルトン・ホテルの中に入ってた高級天ぷらのお店に連れてって下った事がありました。
「aspettareちゃん、外を見てご覧。」
「今は物が溢れて、ネオンが付いて賑やかな街だけどね、戦後は焼け野原でなんにも無かったんだよ。」
「私はね、そこに立って、いつかこの街を素晴らしい街にするぞ。と思ってここまで来たんだよ。」
父の友人は勿論当時は小学生の子供でした。

父も、良く言ってた言葉。
「お父さんの頃はな、自分の為では無くこの国の為にって、働いていた人ばかりだったんだよ。」と。

このコロナで世の中は大きく変わって行くのでしょうか、、、。

お父さん、お父さん達の言葉が今は凄く響いています。
私達はあなた達が必死に築き上げてくれたこの世界で、普通に生きて来られたんですね。
今度は私達世代が試されているのでしょうね。

憎しみ合わずに一つになって頑張って乗り越えないと、あなた達に笑われてしまいますね。



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