大阪のパチンコ店放火事件の犯人が捕まった。
山口県の岩国の警察署へ出頭し、
広島駅経由で新幹線で大阪へ護送された。
新聞やTVニュースを通じて、犯人の動悸が断片的に見え始めた。
「仕事もお金もなくなって・・・」
「人生に嫌気がさして・・・」
「誰でもよいから人を殺したいと思った・・・」
犯人は41歳。
同世代だ。
非難を受ける覚悟で書けば、僕は犯人の気持ちが、分かる。
人間、40年もやっていれば、人生に疲れることもある。
生活が虚しくなることもある。
自分が哀しくなることもある。
全てを投げ出してしまいたくなる時がある。
しかし、無職だろうが、未婚だろうが、働いていようが、家庭持ちだろうが、
誰だってそうなのだ。みんな。
そして、そんな毎日と何とか折り合いをつけて、
カラダの真ん中にある小さな爆弾を爆発させないように、
なんとか踏ん張って日常を過ごしているのだ。
それを、本当に爆発させてしまっては、それはもう人間ではない。
鬼畜だ。
犯人が言う“誰でもよかった”という悲しい記号にされてしまった方々も、
きっと毎日を踏ん張って生きてきた人たちだったはずだ。
そんな罪のない人々を、自身の悲観的状況の巻き添えにしてしまった41歳の犯人。
彼は、在来線を乗り継いで大阪から岩国まで逃げたらしい。
それが事実ならば、途中、僕が住むこの町も通過したはずだ。
人生に嫌気がさして自暴自棄になった犯人は、僕の町を通過する時、
いったいどんな目で僕の町を眺めたのだろう。
今日は、七夕だ。
一年の一度、彦星と織姫が出逢う日だ。
彦星と織姫は、決して「誰でもよかった」なんて言わない。
彦星は織姫だけに、織姫は彦星だけに逢うのである。
もうこの世から「誰でもよかった」という人間を記号的に呼ぶ言葉は、消えて欲しい。
切に、そう願う。
山口県の岩国の警察署へ出頭し、
広島駅経由で新幹線で大阪へ護送された。
新聞やTVニュースを通じて、犯人の動悸が断片的に見え始めた。
「仕事もお金もなくなって・・・」
「人生に嫌気がさして・・・」
「誰でもよいから人を殺したいと思った・・・」
犯人は41歳。
同世代だ。
非難を受ける覚悟で書けば、僕は犯人の気持ちが、分かる。
人間、40年もやっていれば、人生に疲れることもある。
生活が虚しくなることもある。
自分が哀しくなることもある。
全てを投げ出してしまいたくなる時がある。
しかし、無職だろうが、未婚だろうが、働いていようが、家庭持ちだろうが、
誰だってそうなのだ。みんな。
そして、そんな毎日と何とか折り合いをつけて、
カラダの真ん中にある小さな爆弾を爆発させないように、
なんとか踏ん張って日常を過ごしているのだ。
それを、本当に爆発させてしまっては、それはもう人間ではない。
鬼畜だ。
犯人が言う“誰でもよかった”という悲しい記号にされてしまった方々も、
きっと毎日を踏ん張って生きてきた人たちだったはずだ。
そんな罪のない人々を、自身の悲観的状況の巻き添えにしてしまった41歳の犯人。
彼は、在来線を乗り継いで大阪から岩国まで逃げたらしい。
それが事実ならば、途中、僕が住むこの町も通過したはずだ。
人生に嫌気がさして自暴自棄になった犯人は、僕の町を通過する時、
いったいどんな目で僕の町を眺めたのだろう。
今日は、七夕だ。
一年の一度、彦星と織姫が出逢う日だ。
彦星と織姫は、決して「誰でもよかった」なんて言わない。
彦星は織姫だけに、織姫は彦星だけに逢うのである。
もうこの世から「誰でもよかった」という人間を記号的に呼ぶ言葉は、消えて欲しい。
切に、そう願う。