りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

誰でもよかった。

2009-07-07 | Weblog
大阪のパチンコ店放火事件の犯人が捕まった。

山口県の岩国の警察署へ出頭し、
広島駅経由で新幹線で大阪へ護送された。

新聞やTVニュースを通じて、犯人の動悸が断片的に見え始めた。
「仕事もお金もなくなって・・・」
「人生に嫌気がさして・・・」
「誰でもよいから人を殺したいと思った・・・」

犯人は41歳。
同世代だ。

非難を受ける覚悟で書けば、僕は犯人の気持ちが、分かる。

人間、40年もやっていれば、人生に疲れることもある。
生活が虚しくなることもある。
自分が哀しくなることもある。
全てを投げ出してしまいたくなる時がある。

しかし、無職だろうが、未婚だろうが、働いていようが、家庭持ちだろうが、
誰だってそうなのだ。みんな。
そして、そんな毎日と何とか折り合いをつけて、
カラダの真ん中にある小さな爆弾を爆発させないように、
なんとか踏ん張って日常を過ごしているのだ。
それを、本当に爆発させてしまっては、それはもう人間ではない。

鬼畜だ。

犯人が言う“誰でもよかった”という悲しい記号にされてしまった方々も、
きっと毎日を踏ん張って生きてきた人たちだったはずだ。
そんな罪のない人々を、自身の悲観的状況の巻き添えにしてしまった41歳の犯人。

彼は、在来線を乗り継いで大阪から岩国まで逃げたらしい。
それが事実ならば、途中、僕が住むこの町も通過したはずだ。
人生に嫌気がさして自暴自棄になった犯人は、僕の町を通過する時、
いったいどんな目で僕の町を眺めたのだろう。

今日は、七夕だ。

一年の一度、彦星と織姫が出逢う日だ。
彦星と織姫は、決して「誰でもよかった」なんて言わない。
彦星は織姫だけに、織姫は彦星だけに逢うのである。

もうこの世から「誰でもよかった」という人間を記号的に呼ぶ言葉は、消えて欲しい。
切に、そう願う。
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仁義なき戦い。

2009-07-07 | Weblog
いや~、YOU TUBEにUPされたから、久々に見入ってしまった
広島の人間としては、この映画は他人事じゃないですから(爆)
微妙に知っている人がモデルになってたりして(アブネ~

しかし、この映画はもう何遍観たか数えきれない。
完全にアテレコできると思う(笑)
ビデオも全巻持っていたはずなんだけど、引っ越す度に
どこかにいってしまって、今では1本も残っていない・・・(-_-;)
やっぱこの際、あらためてDVD全巻買おうかなぁ~。

しかし、これってシリーズの主役は菅原文太だけど、本当の主役は
北大路欣也ですね。
第2弾の「広島死闘編」も、第5弾の「完結編」も、完全に主役は彼だもん。
しかもカッコいいしねぇ

セリフで一番好きなのは、第4弾の「頂上作戦」で関西の明石組(梅宮辰夫)
にタンカを切る小林旭のセリフかな。
「広島のヤクザはイモかも知れんが、旅の風下に立ったことは
一度もないんで・・・」
広島モンをナメたらいけんでぇ~。

ちなみに、全編を通して一番広島弁が巧いのは、松方弘樹だと思う。
いるもん、こんな人。そこらじゅうに(爆)


仁義なき戦い - 完結篇

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