りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

今年の不如帰。

2013-05-29 | Weblog
毎夜。
わが家の近くで、不如帰(ホトトギス)が鳴いている。

わが家の周りでは、寒さが和らぎはじめるとウグイスが鳴き、
桜が散って若葉が芽吹く頃になるとキジが鳴き、
そして梅雨が近づく頃、彼の鳥が鳴きはじめる。

そのことは、2年前にもこのブログに書いた。
http://blog.goo.ne.jp/riki1969/e/d9307247e37a75023d3e5a367321aa40

決して明るい鳴き声ではない。
しかもその鳴き声は決まって1羽だ。
群れた鳴き声を聞いたことは一度もない。
だからなのか、夜陰に響くその声は、どこまでも暗く悲しい。

でも、嫌いじゃない。

家族が寝静まった頃、リビングの窓を少し開けて、彼の鳥の声を耳にしながら、
缶ビールを口にしていると、日中の雑念が少しずつ溶けて消えてゆくような気がする。

今年、わが家の近くで鳴いているホトトギスは、心なしか、2年前よりもずいぶん
寂しい鳴き声に聞こえる。
2年前とは違う不如帰なのだろうか。


いや、もしかしたら・・・。


もしかしたら、2年前と違っているのは、その鳴き声を聞いているボクの方なのかもしれない。

不如帰の鳴き声
コメント (2)
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