りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

携帯とトンカチ。

2015-05-24 | Weblog


写真は、自宅の1階にある押し入れ。

見ての通り、おもちゃが散乱している。
これらは、ワタシの娘や息子が幼い頃に遊んでいたモノ。
10年前にこの家に引っ越してきた時、5歳と1歳の遊び盛りだった子ども達のために、この押し入れは、彼らのおもちゃ箱としての役目を担わされた。
それから時間は流れて、子ども達も大きくなったのだけど、この押し入れをそれに合わせて整理することはなく、気がつけば、いつの間にか“開かずの押し入れ”のような場所になってしまっていた。

前々から何とかしなければ・・・と思っていたのだけど、中々重い腰を上げられなかった。
しかし、家族の年齢やカタチが変われば、新しい荷物も増えてゆく。
とてもじゃないが、いつまでも放置しておくわけにはいかない。
思い立ったが吉日というわけで、今日の午後、自治体の強制執行のごとく大掃除を敢行した。

掃除をはじめたら、押し入れの奥からこんなモノが出てきた。



ガラケーと呼ぶのも躊躇してしまうほど古い携帯電話。
ワタシが使っていたモノなのだが、いったいいつ頃のモノなのか、とんと思い出せない (ー ー;)
たぶん機種変して使わなくなったから、電話ゴッコ用に子ども達にあげたのだろう。
ボタンを見る限り、メールに関するボタンが全く見受けられないから、おそらく90年代の代物のような気がする。
あと10年くらい時間が流れたら、これも立派なアンティークグッズになるのかも知れないが、そんなことを考えていたら整理なんてできやしない。
・・・なので、迷うことなく燃えないゴミ行き。

しかし、それとは逆に、絶対にもう必要ないのに迷うことなく捨てずに残しておくことを決めたモノもあった。
それが、これ。



100均で売っているような、このオモチャ。
振るとトンカチの所から「チャカチャカチャカ」という、安っぽい音がするだけの、本当に何の変哲もない代物。

これは、今から16年前にワタシが娘のために買ったオモチャ。

その2ヶ月前に、娘は生まれた。
生後2ヶ月だからまだ首が据わらず、目も見えているのかどうか分からない状態だったが、たぶん聴覚は普通にあるはずだ・・・と閃いたワタシは、とある雑貨屋でこれを購入したのだった。
結果、この安っぽいオモチャが、ワタシが人生で初めて自分の子どものために買ったオモチャになった。
実際、娘がこのトンカチを手にして「チャカチャカチャカ」と遊ぶようになったのは、生後半年を過ぎた頃だったのだけど、今でもこのトンカチから聴こえる「チャカチャカチャカ」という音を耳にすると、16年前、暗中模索で子育てと闘っていた(まさに格闘だった、あれは)頃を思い出す。



気張って始めたわりには、意外と早くに終わった(笑)
あまり片付けは得意ではないのだが、やっぱり物事がキレイになるのは気持ちがいい。
見映えがスッキリしたから、というのもあるが、ついでのように日頃のストレスやら何やらで疲れきっている心も軽くなるから、不思議だ。

さて、次は2階のワタシと妻のクローゼットルームか。
それとも、漫画だらけになっている娘の部屋か。

どちらにしても、ワタシの掃除魂に火がついてしまった様子(笑)
コメント
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