林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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東国原宮崎県知事の衆院選出馬要請問題

2009-06-24 | 政治
東国原英夫宮崎県知事が自民党の古賀選対委員長から出馬要請を受け、
条件付きで了承をした問題が波紋を呼んでいる。
その条件は2つで、ひとつは全国知事会がまとめた提言を次の衆院選のマニフェストに盛り込むことと、
もうひとつが自分を次期総裁候補とすることである。
東国原知事の「わたしを次期総裁候補として次の衆院選を戦う覚悟があるのか」との発言が一人歩きし、
その発言について賛否両論をが湧き上がっているようだが、
大切なのは最初の条件にあげた全国知事会の提言を“一字一句”違わずにマニフェストに盛り込み、
これを4年間で実行に移すということの方だ。
これも橋下徹大阪府知事などが強く主張する直轄事業負担金の廃止などがクローズアップされるが、
このほかにも国と地方の税源配分を現在の6対4から5対5にすることや、
国の出先機関の廃止や縮小なども書かれており、
地方分権の推進に大きな一歩を踏み出すもので、
これを自民党が丸呑みできるかどうかを東国原氏も見ていると思う。
今回の東国原氏の発言は自民党から大きな反発を買っているほか、
任期途中で投げ出す形になる宮崎県民にとっても異論が出るところだとは思うが、
本気でこの国を変えたいという思いに対し、自民党がどういう反応をするのかが注目される。
政治不信に対し、政治に対する本気度が際だつ東国原知事や橋元知事などは、
選挙の顔としては打って付けだとは思うが、
東国原氏も単なる“客寄せパンダ”になるつもりはない。
そのことをはっきりと自民党に突きつけたのであろう。
宮崎県を変えた東国原氏であれば、
もしかしたらこの国も変えてくれるのかも知れないという幻想を有権者に抱かせ、
それまでの体たらくをカムフラージュするにはいいと考えたのかも知れないが、
東国原氏も有権者もそこまで馬鹿ではない。
今回の問題がどのような決着に至るのかは分からないが、
東国原氏にはもし本気で国政に打って出るつもりならば、
変な“落としどころ”で納得せずに、とことん自分の主張をぶつけて貰いたいと思う。

東国原知事「条件そろえば国に行く」「自分は真剣」(朝日新聞) - goo ニュース
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