9.E5系“グランクラス”
東北新幹線全線開業に合わせ、新型車両が導入された。
それが“E5系”である。
10両編成のこの新幹線は営業最高速度300km/hを誇り、
また2013年春以降は320km/hでの営業運転も予定されている日本最速の車両である。
しかしこの車両の特徴はそれだけではない。
新青森方の最後尾車両は“グランクラス”と呼ばれる特別車両が連結されている。
同じE5系に連結されているグリーン車の1両の定員は55名だが、
グランクラスの定員は僅か18名なのである。
標準軌の新幹線車両では唯一2+1の座席配列であり、
座席ももちろんグランクラスのために特別に作られたもので、
飛行機のファーストクラスに対抗して造られたという。
10号車がグランクラスに充当され、入り口には専用のロゴとデザインが掲げられる。
入り口には専用のアテンダントが出迎えてくれる。
座席は6列のみで、今回は10号車5番A席を取っている。
ちなみにA席が一人掛け、B席、C席が二人掛けとなる。
一人掛けのシートはこんな感じ。
参考までに二人掛けのシートはこんな感じ。
シートの上にはグローブボックスが設置されており、
荷物はその中に入れるようになっている。
航空機のように蓋のついたグローブボックスが設置されている鉄道車両は、
ほかにもE253系「成田エクスプレス」で体験したことがある。
蓋を開けるとかなりの大きさをキープしているのが分かる。
荷物を入れた様子はこんな感じ。
これなら長期の旅行の荷物でも十分に対応できる。
座席は電動リクライニングになっていて、座席の左側に操作ボタンがある。
シートは最高に倒れた位置にカバーがあり、
前の席でリクライニングを倒されても圧迫感は全くない。
壁際のポケットにシートの使い方が書かれた「座席機能のご案内」が設置されており、
その隣の赤い袋には簡易のスリッパが入っている。
秋田新幹線「こまち」や「サンライズエクスプレス」にも簡易スリッパは設置されているが、
E5系“グランクラス”のスリッパが一番立派だ。
右側には「Menu」が置かれており、そこには軽食、おつまみ・茶菓子がオーダーできることや、
アルコール、ソフトドリンクの種類も書かれている。
しかもアルコールも含めて飲み物はおかわり自由となっている。
登場してすぐにおしぼりが配られ、
軽食、おつまみ、茶菓子のオーダーを訊きに来たので、和軽食をオーダーした。
軽食も和食と洋食があり、和食は弁当、洋食はサンドイッチになっている。
ドリンクのオーダーはビールをチョイス、缶ビールであったがちゃんとグラスもついてきた。
お弁当は“グランクラス和軽食【東京編】”で、
中はこんな感じ。
お品書き
江戸巻玉子焼
有頭海老煮
野菜ときりいかのかき揚
あさり佃煮
きのこの柚子和え
蓮根煮
椎茸煮
丸牛蒡甘辛煮
しし唐素揚
季節のご飯
松茸煮
煮穴子
飾り人参
食後にはコーヒーをオーダーした。
ちょっと驚いたのだが、コーヒーも耐熱グラスに入れられてきた。
新青森から東京まで3時間10分、あっという間だった。
窓の開かない特急車両に閉じ込められて3時間以上の移動となると、
さすがに電車好きでも辛いと感じるものだが、
今回はあっという間で、なんだか降りるのがもったいないと思うくらいだった。
E5系は東北新幹線最速達タイプの「はやぶさ」に充当されることから、
車体にも“はやぶさ”をイメージしたトレードマークが描かれている。
しかし今後の車両増備では「はやぶさ」以外の、
「はやて」、「やまびこ」、「なすの」への投入も検討されている様だ。
“グランクラス”はまた機会があったらぜひ乗ってみたい。
東北新幹線全線開業に合わせ、新型車両が導入された。
それが“E5系”である。
10両編成のこの新幹線は営業最高速度300km/hを誇り、
また2013年春以降は320km/hでの営業運転も予定されている日本最速の車両である。
しかしこの車両の特徴はそれだけではない。
新青森方の最後尾車両は“グランクラス”と呼ばれる特別車両が連結されている。
同じE5系に連結されているグリーン車の1両の定員は55名だが、
グランクラスの定員は僅か18名なのである。
標準軌の新幹線車両では唯一2+1の座席配列であり、
座席ももちろんグランクラスのために特別に作られたもので、
飛行機のファーストクラスに対抗して造られたという。
10号車がグランクラスに充当され、入り口には専用のロゴとデザインが掲げられる。
入り口には専用のアテンダントが出迎えてくれる。
座席は6列のみで、今回は10号車5番A席を取っている。
ちなみにA席が一人掛け、B席、C席が二人掛けとなる。
一人掛けのシートはこんな感じ。
参考までに二人掛けのシートはこんな感じ。
シートの上にはグローブボックスが設置されており、
荷物はその中に入れるようになっている。
航空機のように蓋のついたグローブボックスが設置されている鉄道車両は、
ほかにもE253系「成田エクスプレス」で体験したことがある。
蓋を開けるとかなりの大きさをキープしているのが分かる。
荷物を入れた様子はこんな感じ。
これなら長期の旅行の荷物でも十分に対応できる。
座席は電動リクライニングになっていて、座席の左側に操作ボタンがある。
シートは最高に倒れた位置にカバーがあり、
前の席でリクライニングを倒されても圧迫感は全くない。
壁際のポケットにシートの使い方が書かれた「座席機能のご案内」が設置されており、
その隣の赤い袋には簡易のスリッパが入っている。
秋田新幹線「こまち」や「サンライズエクスプレス」にも簡易スリッパは設置されているが、
E5系“グランクラス”のスリッパが一番立派だ。
右側には「Menu」が置かれており、そこには軽食、おつまみ・茶菓子がオーダーできることや、
アルコール、ソフトドリンクの種類も書かれている。
しかもアルコールも含めて飲み物はおかわり自由となっている。
登場してすぐにおしぼりが配られ、
軽食、おつまみ、茶菓子のオーダーを訊きに来たので、和軽食をオーダーした。
軽食も和食と洋食があり、和食は弁当、洋食はサンドイッチになっている。
ドリンクのオーダーはビールをチョイス、缶ビールであったがちゃんとグラスもついてきた。
お弁当は“グランクラス和軽食【東京編】”で、
中はこんな感じ。
お品書き
江戸巻玉子焼
有頭海老煮
野菜ときりいかのかき揚
あさり佃煮
きのこの柚子和え
蓮根煮
椎茸煮
丸牛蒡甘辛煮
しし唐素揚
季節のご飯
松茸煮
煮穴子
飾り人参
食後にはコーヒーをオーダーした。
ちょっと驚いたのだが、コーヒーも耐熱グラスに入れられてきた。
新青森から東京まで3時間10分、あっという間だった。
窓の開かない特急車両に閉じ込められて3時間以上の移動となると、
さすがに電車好きでも辛いと感じるものだが、
今回はあっという間で、なんだか降りるのがもったいないと思うくらいだった。
E5系は東北新幹線最速達タイプの「はやぶさ」に充当されることから、
車体にも“はやぶさ”をイメージしたトレードマークが描かれている。
しかし今後の車両増備では「はやぶさ」以外の、
「はやて」、「やまびこ」、「なすの」への投入も検討されている様だ。
“グランクラス”はまた機会があったらぜひ乗ってみたい。