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林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

四国バースデイきっぷの旅4.

2012-11-22 | 鉄道・旅行
 4.牟岐線と阿佐東線-幻の阿佐線計画

翌朝、6:00a.m.頃に起床し、
岡山で「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」の切り離し作業を見学する。
これまでにも285系“サンライズ・エクスプレス”は何度も乗ってきたし、
そのたびに岡山での分割、併合を見学してきた。
切り離し作業は何度見てもワクワクするものだ。
今回は「・・・瀬戸」に乗っているために岡山での停車時間は4分間で、
ゆっくりと取材する暇もなく慌てて「・・・瀬戸」に乗り込む。
ここで「・・・出雲」と分かれて瀬戸大橋を通り、07:27に高松に到着した。
ホーム内で少し車両取材し、改札を出る。
乗り換え時間に56分の余裕があるため、高松琴平電気鉄道高松築港駅に行き、
敷地外からホームに停車している車両は片原町方面から来る電車の取材などする。
高松駅に戻って駅弁を購入してからバースディきっぷで入場する。



予定では構内の「連絡線うどん」で朝食を喰うつもりだったが、
琴電取材で時間を使いすぎたため、朝食は駅弁に変更した。
ここから08:23始発の特急「うずしお3号」で徳島まで行く。



今回のバースデイきっぷでは2ヶ月前にアクセスしていたため、
ほとんどの列車で一番いい席をキープできていて、
「うずしお3号」では1号車1番A席で運転席反対側の全面眺望が確保された席である。



予定通りの09:35には徳島に到着したが、
車掌のアナウンスで牟岐線のダイヤが大雨の影響で乱れていると知った。
詳しくは駅員に尋ねて欲しいということで、
16分の乗り換え時間で旅行用バッグをコインロッカーに入れ、
改札口の駅員に状況を尋ねると牟岐方面の列車は時刻通りだが、上りは大幅に乱れているという。
取り敢えず行けるところまで行こうと思い、予定通り09:51始発の「むろと1号」に乗り込む。



この列車も1号車15番A席で最前列だった。



牟岐線は徳島から牟岐を経由して海部までの79.3kmの地方交通線である。
この路線は改正鉄道敷設法により「高知縣後免ヨリ安藝、徳島縣日和佐ヲ經テ古庄附近ニ至ル鐵道」として、
阿佐線とともに室戸岬をショートカットして徳島と高知を結ぶ路線として計画された。
因みに“古庄”は現在は廃止された牟岐線の駅で、現在の羽ノ浦から分岐される予定だった。
この予定線の大部分は阿佐線として建設される予定だったが、
結局国鉄時代には建設されず、
第三セクターの阿佐海岸鉄道が海部から甲浦までが阿佐東線として、
土佐くろしお鉄道が後免から奈半利までを阿佐線、通称ごめん・なはり線として開業している。
しかし甲浦から奈半利までは開業する予定はなく、路線バスが繋いでいる。
牟岐線と阿佐東線を合わせて“阿波室戸シーサイドライン”の愛称がつく。

特急「むろと1号」で牟岐まで行き、ここで普通列車に乗り換えて海部まで行く。
バースディきっぷが通用するのはここまでで、
ここから阿佐海岸鉄道に乗り換え、甲浦まで行く。
下車する時に270円を運転手に支払う。
予想に反して甲浦では晴天だった。



37分の待ち時間で駅取材を十分にして、売店で切符を購入、
12:16の折り返し列車で海部まで戻り、普通列車で牟岐まで行く。
ここから特急「むろと4号」に乗り込む。



特急「むろと」は国鉄末期に登場したキハ185系が充当されており、2両編成だった。



1号車14番D席で、1時間9分で徳島に着く。
徳島に着いた時にも全く雨は降っておらず、予定通りの行動ができていた。

※バースディきっぷの画像は一部加工しております。
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