林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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四国バースデイきっぷの旅5.

2012-11-26 | 鉄道・旅行
 5.3回目のキハ185系-徳島線完乗の旅

徳島に到着した時にも空は晴れ渡っており、雨の気配はなかった。
事前に調べておいた「麺王・徳島本店」で徳島ラーメン\480+麺王セット\500喰う。
少し遅めの昼食を喰い、徳島駅の改札を潜ってホームで車両取材し、
15:00徳島始発の特急「剣山7号」に乗り込む。
この特急もキハ185系が充当されていた。



この旅でキハ185系に乗るのは徳島から牟岐までの特急「むろと1号」、
牟岐から徳島まで戻る時に乗った特急「むろと4号」に続き3度目だ。
キハ185系は国鉄末期に登場した車両で、
国鉄分割民営化後の経営基盤が脆弱な四国地区の経営安定化のためと、
急行形の特急格上げ投入のために国鉄末期の1986年に投入が始まった特急形気動車である。
車体はステンレス製軽量構造、片側2扉、
機関はDMF15HS、機関出力は250PS/1,900rpm、駆動装置は液体式、最高速度は110km/hである。
国鉄分割民営化によりJR四国に全車両が継承され、後に一部がJR九州に売却された。
国鉄によりキロハ186-1~8、キハ185-1~18、キハ185-1001~1012の38両が、
JR四国によりキハ185-19~26、キハ185-1013~1018の14両が製造された。
「むろと1号」と「むろと4号」が2両編成だったのに対し、
「剣山7号」は中間にアンパンマン車両を連結した3両編成だった。
これは“ゆうゆうアンパンマンカー”と名付けられたキロハ186 2が充当されている。
もともとは普通車とグリーン車の合造中間車だったが、
経年の劣化や2000系の登場で活躍の場がなくなり、
普通座席の空間をプレイルームに改造し、車両の内外をアンパンマンで飾っている。
元グリーン室は普通車に格下げして子供連れに人気だ。
「剣山7号」は一番後ろの1号車15番A席だった。



先頭である3号車と1号車の前半分は自由席のため、この場所となったのだろう。
これに乗って終点の阿波池田まで行く。
徳島線は今まで全く乗ったことのない区間であるが、
これで一気に完乗したことになる。
16:16に阿波池田で下車して駅取材して17:08の普通車を待つ。
このあと29分かけて大歩危まで行く。
既に日は傾きかけており、光量不足が心配だった。
大歩危は“おおぼけ”と読み、隣の“小歩危”と並んで、
おもしろい駅名として有名な駅である。
また祖谷のかずら橋への最寄り駅でもある。
ここは是非駅取材したいと思い、敢えて普通列車で移動して駅取材した。



ここは子泣き爺伝承の発祥地として駅に“妖怪駅長”の木像がある。
またここは“虎太朗”という名の犬が助役を務め、
駅舎とコンクリートの間からは“ど根性もみじ”が生えている。
無人駅ながら三好市の話題作りの努力が窺える。
光量的には限界に来ていたが何とか駅取材を完了させ、
17:51着の特急「南風17号」に乗り込む。
コメント
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