7.3度目の正直-豊橋鉄道渥美線と駅前の市内線
豊橋鉄道渥美線は新豊橋から三河田原までを結ぶ18.0kmの電化単線路線である。
渥美線はもともと渥美鉄道によって新豊橋から黒川原まで腹敷設され、
資金不足により名古屋鉄道に吸収合併され、同社の路線となった。
戦時中に三河田原から黒川原までが不要不急線として休止され、
新豊橋から三河田原までの区間が1954年10月に豊橋鉄道に譲渡、
休止区間はそのまま廃止された。
豊橋鉄道は名古屋鉄道が株式の過半数を所有する連結子会社だが、
使用されている車両は元東急電鉄7200系である。
1800系と改番され、3両編成で構成され10本が在籍している。
以前訪問した時は東急時代の名残を残す塗色だったが、
今はカラフルトレインとして各車両事に塗色を変え、
花をモチーフとした愛称が付けられている。
新豊橋から三河田原に向かう列車は1804編成「ひまわり」、
三河田原から帰ってくる時に乗った車両は1802編成「はまぼう」だった。
終点の三河田原は2013年10月27日に駅舎がリニューアルされたが、
旧駅舎時代の車止めがモニュメントとして飾られている。
そこには「廃止された渥美線と『まぼろしの』渥美線路線図」というパネルが設置され、
移転前の車止めの様子や未成線の築堤とコンクリート橋の写真とともに、
路線図と以下のような解説文が記されていた。
大正12~昭和2年(1923~27年)に渥美電鉄によって
敷設された渥美線(名古屋鉄道、豊橋鉄道と引き継がれる)は
三河田原駅から2.8km離れた黒川原駅まで続いていた。
さらに渥美半島西部の中心地・福江まで延伸する予定だったが、
資金難等で着工できなかった。
昭和9年には旧鉄道省(国)によって半島先端部まで
鉄道敷設をすることが決まった。
これは当時あった陸軍伊良部湖試験場に物資輸送したい
陸軍の意向があったといわれる。
同区間は実際にある程度工事が進んだものの、
太平洋戦争の激化により中止となった。
また、三河田原から黒川原までの路線は昭和19年に休止、
のち廃止になった。
前倒しで予定が進んでいたため、帰りの新幹線までの時間を計算すると時間が大きく空くため、
その時間を利用して豊橋鉄道東田本線の車両取材を決行する。
東田本線は豊橋鉄道が運行する軌道線で、全区間が併用軌道の路面電車である。
駅前電停で折り返し発車待ちの電車を取材した。
特に豊橋鉄道市内線では2008年に導入された低床車T1000形が未取材だった。
駅前電停で粘ってこれの撮影に成功した。
この車両は「ほっトラム」の愛称が付けられている。
そのほかにも塗色変更された車両なども含めてこの日に運行されていた車両をほぼ取材してから、
Suica使用でJR東海道本線に乗り込み、新所原まで戻る。
豊橋鉄道渥美線は新豊橋から三河田原までを結ぶ18.0kmの電化単線路線である。
渥美線はもともと渥美鉄道によって新豊橋から黒川原まで腹敷設され、
資金不足により名古屋鉄道に吸収合併され、同社の路線となった。
戦時中に三河田原から黒川原までが不要不急線として休止され、
新豊橋から三河田原までの区間が1954年10月に豊橋鉄道に譲渡、
休止区間はそのまま廃止された。
豊橋鉄道は名古屋鉄道が株式の過半数を所有する連結子会社だが、
使用されている車両は元東急電鉄7200系である。
1800系と改番され、3両編成で構成され10本が在籍している。
以前訪問した時は東急時代の名残を残す塗色だったが、
今はカラフルトレインとして各車両事に塗色を変え、
花をモチーフとした愛称が付けられている。
新豊橋から三河田原に向かう列車は1804編成「ひまわり」、
三河田原から帰ってくる時に乗った車両は1802編成「はまぼう」だった。
終点の三河田原は2013年10月27日に駅舎がリニューアルされたが、
旧駅舎時代の車止めがモニュメントとして飾られている。
そこには「廃止された渥美線と『まぼろしの』渥美線路線図」というパネルが設置され、
移転前の車止めの様子や未成線の築堤とコンクリート橋の写真とともに、
路線図と以下のような解説文が記されていた。
大正12~昭和2年(1923~27年)に渥美電鉄によって
敷設された渥美線(名古屋鉄道、豊橋鉄道と引き継がれる)は
三河田原駅から2.8km離れた黒川原駅まで続いていた。
さらに渥美半島西部の中心地・福江まで延伸する予定だったが、
資金難等で着工できなかった。
昭和9年には旧鉄道省(国)によって半島先端部まで
鉄道敷設をすることが決まった。
これは当時あった陸軍伊良部湖試験場に物資輸送したい
陸軍の意向があったといわれる。
同区間は実際にある程度工事が進んだものの、
太平洋戦争の激化により中止となった。
また、三河田原から黒川原までの路線は昭和19年に休止、
のち廃止になった。
前倒しで予定が進んでいたため、帰りの新幹線までの時間を計算すると時間が大きく空くため、
その時間を利用して豊橋鉄道東田本線の車両取材を決行する。
東田本線は豊橋鉄道が運行する軌道線で、全区間が併用軌道の路面電車である。
駅前電停で折り返し発車待ちの電車を取材した。
特に豊橋鉄道市内線では2008年に導入された低床車T1000形が未取材だった。
駅前電停で粘ってこれの撮影に成功した。
この車両は「ほっトラム」の愛称が付けられている。
そのほかにも塗色変更された車両なども含めてこの日に運行されていた車両をほぼ取材してから、
Suica使用でJR東海道本線に乗り込み、新所原まで戻る。