林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

青春の旅立ち-井原鉄道と水島臨海鉄道の旅2.

2017-08-08 | 鉄道・旅行

 2.2つの第三セクター鉄道の設立と展開-計画決定

井原鉄道は井原線を運営する第三セクター鉄道で、1986年12月1日に設立された。
現在の井原線の区間はかつて井笠鉄道という軽便鉄道が運行されていたことはあったが、
国有鉄道は運行されておらず、吉備線の延長線として井原線が計画されていた。
井原線の建設に併せて井笠鉄道は廃止となり、路線跡が買収されて井原線に転用されることになった。
日本鉄道建設公団によって井原線の建設が始まったが、
1980年施行の国鉄再建法によって井原線の建設は中止、凍結となってしまった。
これを受けて岡山県、広島県、総社市、倉敷市などが出資し井原鉄道が設立され、
建設途中の井原線の転換を受けて建設を引き継ぎ、1999年1月11日に開業した。
井原線の正式区間は総社から神辺までの41.7kmだが、
運行はJR伯備線総社からJR福塩線神辺までの区間となっており、
総社-清音間は伯備線に乗り入れる第2鉄道事業者となる。

水島臨海鉄道は倉敷市交通局から譲渡された鉄道路線を有する第三セクター鉄道である。
水島本線などの鉄道線はもともと水島工業都市開発が所有したもので、
1952年に倉敷市交通局が発足してこれを継承、
この路線を継承するため国鉄や倉敷市などの出資で水島臨海鉄道は1970年2月2日に設立された。
1970年4月1日に倉敷市交通局の市営鉄道線全線を譲渡されて営業を開始したが、
その当時は貨物線のみで、旅客営業を開始したのは1972年9月18日である。
現在でも倉敷市から三菱自工前までの旅客営業線のほか、貨物専用線もいくつか存在する。

井原鉄道は2006年1月に総社駅を訪れた時に車両取材には成功しているものの、
まだ全区間が未乗車となっている。
水島臨海鉄道も井原鉄道と同じ2006年1月に倉敷市から水島まで乗車、
水島から三菱自工前までは徒歩移動で駅取材は完了している。
しかし水島から三菱自工前までの1.2kmは結局未乗車のままだ。

そこで今年の青春18きっぷの旅で急遽日帰りの旅を企画することとなり、
この2つの鉄道の乗り潰しに新幹線駅でまだ未取材だった福山、新倉敷も駅取材する。
岡山まで新幹線で往復し、この2つの鉄道を乗り潰すこととして以下のような計画を立てた。

東海道新幹線「のぞみ1号」で岡山まで行き、吉備線で総社まで移動する。
井原鉄道スーパーホリデーパスを列車運転手から購入して神辺まで行く。
乗り換え時間5分で福塩線に乗り込み福山まで行く。
ここで駅取材と昼食を済ませ、山陽本線で倉敷まで行く。
水島臨海鉄道倉敷市駅に移動し、ここは普通の切符で終点の三菱自工前まで行く。
周辺の取材を含めて水島まで徒歩移動し、ここから倉敷市まで戻る。
倉敷から新倉敷まで行ってここで駅取材と夕食を済まし、
新倉敷から快速「サンライナー」で岡山まで行き、
山陽新幹線「のぞみ52号」で東京まで戻る。

この予定に合わせて7月1日土曜日に土曜日直の前に東船橋の指定席券売機で、
東京都区内から岡山までの往復乗車券と新幹線指定席グリーン乗車券を購入した。

コメント
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