7.予定変更の前倒しと廃業になった「幸荘」
予定より早めに倉敷市に到着し、そのままJR倉敷駅に入場する。
このあと16:09の快速「サンライナー」で新倉敷まで行き駅取材する。
事前の予定では新倉敷の洋食店で夕食を喰う予定だったが、
前倒しで行動したため、17:01到着が16:16に着いてしまったため、
5:00p.m.から開店には早すぎてしまった。
また昼食のおむカツも結構腹持ちが良く、それほど空腹でもなかった。
そこで倉敷市での夕食は諦め、駅取材後に16:39の姫路行きに乗り込む。
岡山に到着したのは予定より1時間13分前倒しの17:06だった。
そこで予定にはなかった岡山電軌の車両取材する。
しかし5:00p.m.を過ぎていたため、肉眼ではまだ十分に明るかったが、
レンズ越しではかなり暗く自然光での撮影には限界だった。
ビックカメラで買い物をしてから西口に出て夕食を食える場所を探す。
西口にはかつて泊まったことのあるビジネスホテル「幸荘」があり、
店を探している途中で行ってみた。
すると既に工事用フェンスに覆われていて、廃業になっていた。
自宅に戻ってから調べたところ、オーナーからのコメントが掲示されていて、
「・・・大病の宣告を受け、・・・平成28年12月31日を持ちまして営業を終了・・・」とのこと。
このホテルにはあまり良い印象を持っていなかったが、
それでも廃業というのは一抹の寂しさを覚える。
2005年3月に青春18きっぷで2泊3日かけて最南端の指宿枕崎線の西大山駅まで行ったが、
その1日目に岡山で宿泊する時にここを事前に調べて宿泊した。
自分のホームページ「旅の徒然に」の旅行記「青春の旅立ち-西へ」には以下のように書いていた。
地図を見ながら「ビジネスホテル幸荘」に行く。
ホテル提供の地図に加えて、
ホテルの住所から“ゼンリン電子地図帳Z5”で場所を確認、
プリントアウトしておいたので迷わず行くことが出来た。
フロントには人はおらず、インターホンで呼び出す形式であった。
チェックインしてから部屋に行って驚いた。
一人部屋で予約しておいたのに部屋には行ったら二人部屋だった。
フロントに電話したら、「うちは一人でも二人部屋で片方のベッドだけ使うんです」と云っていた。
確かにその方が機動性がいいのだろうけれど・・・。
部屋はその分広いが、バス、トイレは共同である。
8:00p.m.頃ホテルを出て夕食を喰うことにする。
ホテルを出る時にフロントの人がやってきてこのホテルは土足禁止なのだ怒っていた。
そういうことはチェックインの時に云えよなぁ・・・。
初めて利用するのにいきなりそういうことを云われても困るのだ。
岡山駅2階に行き、「五彩」という中華料理店でチンジャオロース定食850円喰う。
チンジャオロースに、鶏の唐揚げ、スープ、ご飯、お新香、杏仁豆腐など。
カメラを背負って出たものの夜撮はせずにLAWSON岡山駅西口店でビールなど買い、ホテルに戻る。
フロントの前を通った時にスタッフに、
団体客がセミナーを行っているので今のうちに風呂には入れという。
買ってきたビールを飲む暇もなく早々に風呂に入る。
部屋風呂はなく大浴場だけで、大浴場といっても洗い場は6人分しかなく、
浴槽も6人がいっぺんにはちょっときついという大きさなのだ。
男風呂、女風呂の区別もなく、ふたつある風呂のうち開いている方に鍵を掛けて入った。
とてもビジネスホテルというレベルではなく、ほとんど民宿に近い。
料金は素泊まり4,200円と安いがその分サービスには限界がある。
多少高くても普通のビジネスホテルの方がいいな・・・。
風呂上がりに買ってきた缶ビールを飲みながらそんなことを考えていた。
6:20a.m.にモーニングコールをセットして11:30p.m.には就寝する。
旅の疲れからかぐっすり寝て、
モーニングコール前に誰かに背中を思いっきり叩かれて目が覚める。
夢だった。
ボックスシートのきつい背もたれでずっと座ってきたので、
背中に疲弊が溜まっていたのだろう。
それが誰かに叩かれた夢になったのだ。
ウトウトとそんなことを考えていたら6:20a.m.のモーニングコールが鳴った。
部屋に風呂がないためにシャワーは浴びず、共同トイレの洗面所で顔だけ洗った。
学校じゃないんだからトイレの洗面所で顔を洗うホテルというのも如何なものか・・・。
たぶんこのホテルは二度と使うことはないだろう。
支度して6:50a.m.にはチェックアウトする。
夕食は「幸荘」の近くのらーめん専門店「はなふさ」でらーめん680円、半熟煮玉子100円など喰う。
満腹のまま岡山駅まで戻り、駅に入場する。