林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

青春の旅立ち-井原鉄道と水島臨海鉄道の旅6.

2017-08-16 | 鉄道・旅行

 6.倉敷天領夏祭りの大混雑と水島臨海鉄道の現状

福山始発の山陽本線は思った以上に混んでいて、浴衣姿の女性も見受けられた。
41分の乗車時間で倉敷に到着する。
まるで通勤時間帯のような大混雑だった車内の乗客は倉敷で多くが下車した。
改札口に回ってその理由が初めて分かった。
構内アナウンスでは「本日は天領祭りのため、混雑が予想されます。
お帰りの切符は早めに購入することをお薦めします。」と云っていた。
「てんりょうまつり・・・?」その言葉を初めて聞いたが、
家に帰ってネットで調べて2017年7月22日土曜日は第47回倉敷天領夏祭りで、
会場はJR倉敷駅から徒歩約3分の倉敷中央通り及び倉敷駅前商店街にて開催されると知った。
そのため7分の乗り換え時間で水島臨海鉄道倉敷市駅発の14:00に乗ることになっていたが、
水島臨海鉄道倉敷市駅からJR倉敷駅まで多くの人の流れがあり、
逆に行くのがなかなか大変だった。
券売機で切符を買って列車に乗るとほぼ出発時間になってしまっていた。
車内も満席に近く、水島までは座席は結構埋まっていたが、
水島で全員降りていき、三菱自工前まで乗っていたのは自分一人だった。
三菱自工からそのまま直進し、車庫に回送されていった。
列車が視線から消えていくと一人でぽつんと取り残された。
この付近は工場街で個人宅やマンションはほとんどなく、土曜日だと走っている車も少ない。
事前に調べた地図で水島まで歩くことにする。
ここは以前、水島から三菱自工前まで徒歩で往復したことがあったが、
10年前なので記憶も曖昧になっており、念のために地図をプリントアウトして持参した。
昨日までの天気予報では午後から雨だったが、三菱自工で降りた時も快晴だった。

水島臨海鉄道は旅客線と貨物線を兼ねている水島本線のほかに、
貨物専用線として港東線と西埠頭線があったが、
2016年7月15日に西埠頭線の0.8kmが廃止され、8月からは一部線路なども撤去された。
三菱自工前から水島まで線路沿いを歩いて行くと、西埠頭線との分岐点に行き当たる。

 

既にポイントは撤去され、直進の線路に変えられていたが、
撤去された線路はその場に置き去りのままで放置されている。
踏切は既に埋め込まれていて隙間はなくなっていたが、
踏切から先の西埠頭までの線路は一部が撤去されていただけで、
枕木などはそのまま残されていた。

 

撤去した後の用地の利用がまだ決まっていない中で、無理して撤去することもないのだろう。
炎天下の中、線路沿いを歩いて行くと公園があり、その先には水島港があった。
時間があっていって見ると外国船が停泊しているのが見えた。

 

茹だるような暑さだったが、港まで行くと海風が心地良かった。
水島駅まで歩き、駅舎の中で涼んでいると、予定より1本早い列車があることが分かった。
予定では16:13に乗ることにしていたのだが、15:36にも倉敷市行きがあったのだ。
三菱自工からの折り返しで考えていたため、水島始発を見落としていた。
この列車で帰ることとして切符を購入、ホームに上がる。
倉敷天領夏祭りがあるため、ホームには人で溢れていた。
入線してきた折り返し列車も撮影できないほどだった。
15:36の列車も途中駅で大勢の人たちが乗り込んできて通勤電車並みの混雑であった。
その中には浴衣姿の若者も多くいた。
満員のまま予定より35分早く、16:00に倉敷市に到着した。

コメント
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