6.新横浜の朝食と羽沢横浜国大への往復
JR武蔵小杉駅は南武線の駅として1927年11月1日に開業した。
現在の横須賀線は貨物専用の品鶴線として敷設されたが、
のちに横須賀線に流用された経緯があり、
そのため長らく南武線とは接続しておらず、
横須賀線には駅は設置されていなかった。
川崎市などの要望もあり、
2010年3月13日に横須賀線にホームが設置された。
武蔵小杉には東急にも駅があり、
戦時中の1945年6月16日に南武線と東急東横線との交差部に、
東急電鉄が臨時駅を設置したのに始まり、戦後の1947年1月1日に、
東急東横線の武蔵小杉が一般旅客駅に格上げとなった。
2000年8月6日に東急目黒線が開業、
複々線化され東急のホームが1面2線から2面4線になる。
貨物線だった横須賀線は旅客線の武蔵小杉駅に乗り入れは想定されておらず、
そのため同一駅でありながら、約250m離れており、
動く歩道などが設置されている。
横須賀線のホームには新南改札があるが、
南武線への通路上には網島改札改札もあり、
東海道新幹線の下を地下通路を通って南武線のホームに至る。
南武線ホームを突っ切り、北改札口から東急東横線の改札に向かう。
東急武蔵小杉駅の券売機で、東急ワンデーパス780円を購入し、
この切符で改札を入場、予定より早い06:53発の新横浜行きに乗り込んだ。
横須賀線のホームで駅名標の取材もしたが、
それでも横須賀線が到着してから、
東急の電車に乗り込むまで18分もかかっている。
日吉から新横浜線直通の東横線で新横浜まで行く。
JR新横浜駅は島式1面2線の地上ホームを有する横浜線の駅である。
また東海道新幹線にもホームがあり、島式2面4線の高架ホームを有している。
東海道新幹線開業の1964年10月1日に同時に開業した駅で、
横浜線と東海道新幹線は斜めに交差している。
東海道新幹線は原則として東海道本線に併設されているが、
横浜では東海道本線を離れて新横浜に駅が設置されている。
東海道新幹線ありきの駅で、そのためホームの付番も東海道新幹線からになっている。
1番線、2番線は上り東京方面、2番線、4番線は新大阪方面が使用する。
現在は全ての列車が停車するが、開業当時は「こだま」のみが停車していた。
在来線は4番線が横浜線上り、5番線が下りとなっている。
開業当時は横浜線は単線で、周囲は田園地帯だったが、
神奈川や東京西部地区からの東海道新幹線乗換駅として、
1985年3月14日には横浜市営地下鉄ブルーラインも開業した。
相模鉄道の都心アクセス計画によって、
東急と相鉄が相互に新線を敷設して新横浜の地下で接続、
2023年3月18日に東急新横浜線と相鉄新横浜線の駅が出来た。
これによって両線が相互乗り入れし、相鉄から東横線を通じて横浜、
目黒線を通じて目黒へ直通運転を開始された。
相鉄と東急は島式2面3線の地下ホームを有しており、
1番線と2番線が相鉄新横浜線下り方面、
3番線と4番線が東急新横浜線上り方面が使用する。
中線の2番線と3番線は同一の線路に接しており、折り返し列車などに使用される。
東急新横浜線で新横浜まで来て、東急ワンデーパスで改札を出る。
予定していた「星乃珈琲店・新横浜店」が見つけられず、
駅に近かった「ドトールコーヒー・新横浜駅前店」で朝食を喰う。
モーニングセットA450円でアイスコーヒーを選択した。
朝食を喰ってから再び地下の東急・相鉄共有の改札口をSuicaで入場、
07:49発の西谷行きに乗り込み、隣の羽沢横浜医大に行く。
横浜国大駅は相対式2面2線の地下ホームを有していて、
1番線は下り相鉄本線方面、2番線は上りが使用する。
上りはホームを出たところで分岐し、直進すると新横浜方面の地下に行き、
分岐するとそのまま地上を走り、JR東海道貨物線に接続するJR直通線となる。
ここは2020年1月11日に訪問済だが、
当時は正面がまだ工事中だったため、完成を待ってこのタイミングで再訪問した。
当然、相鉄新横浜線の羽沢横浜国大から新横浜までの乗り潰しの意味もある。
ホームは地下だが、JR線へは分岐して地上に出るため、
少しだけトンネルが途切れる部分がある。
羽沢横浜国大08:16発の各駅停車高島平行きに乗り込み、隣の新横浜まで行く。
この列車は東急目黒線で目黒まで行き、都営三田線に直通して西高島平まで行くため、
本当はこのまま乗っていたいのだが、Suicaで入場したため、
新横浜まで出場記録を着けなければならず、
地下ホームから地上まで行ってSuicaで改札を出て、
東急ワンデーパスで再入場した。
東急新横浜線、相鉄新横浜線の乗り潰しは完了、
ここからは東急ワンデーパスで東急の駅取材に挑戦する。