
どう見てもナガサキアゲハ
敷地の縁に彼岸花が咲き出した。
花の姿が美しいうちに写真に収めようとカメラを持っていくと、大きく見事なアゲハチョウが花の蜜を一心不乱に吸っている。
しめしめシャッターチャンスと思いながらそっと近づいてみると、そのアゲハチョウには白の斑模様が付いている。
モンキアゲハ?
ともかくこのあたりでは珍しい蝶と彼岸花の組み合わせに歓喜してシャッターを切った。
さて、この蝶が本当にモンキアゲハなのか調べてみると、尾状突起がないのでそれではないらしい。
もしかするとナガサキアゲハなのだろうか、模様の付き方、羽根の形からすると、おそらくそのようだ。
平均気温が上がったおかげで、蝶もその生息域を北へ延ばしているのだな。
しかし肝心の仲間はどれほどここにいるのか。
生命の先鋒隊には、危険と孤独がぴったりと寄り添っているようだ。

彼岸花 白と赤1

彼岸花 白と赤2