rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

2014年10月24日4:54、オリオン座流星群

2014-10-24 22:29:36 | 空・雲・星・太陽たち
夜明け前の午前4時54分、ほぼ天頂を南から北へ横切る流れ星を1つ見た。
今年のオリオン座流星群は、月明かりに邪魔されない観察最良の条件だった。
にもかかわらず、極大期の22日未明は雨のため観察不可能となり、とても残念でならなかった。
しかし、今週いっぱいは観察可能ということで、ようやく晴れた今日、早起きをして空を眺める。
眠い目をこすりながらベランダに出てみると、雨に洗われた澄んでまだ暗い空には無数の星星がきらめいていた。
ちょうどオリオン座に天の川が重なっているのか、砂粒のように星が散らばっている。
その様子を見たとき、もし流れ星が見られなくてもこの星星に出会えただけでも大きな収穫だと満足した。
空を仰ぎ始めて20分、一筋の白い光が空を走る。
見た、見られた。
東の空がほんのりと光を帯びだした頃、あと10分もしたならささやかな流れ星の光は飲み込まれてしまうぎりぎりの時。
どうにか今年のオリオン座流星群を見ることができた。
人知れず消えていく星のかけらの最後のきらめきを感動を持って眺めることで存在の意味を全うさせたいという、勝手な思い込みを果たした安堵感ではあるが。