まだまだみっちりじっとりと暑い日が続いている。
久々に今朝は、日の出ごろに起床して、かなり派手な朝焼けを見た。
でも、暑さで体力が低下して、同時に気力も萎えているので、カメラを持ち出すにはいたらなかった。
けれど夕方、夕食の準備をしながら窓の外に目をやると、西の空にささやかな彩雲が出ていた。
疲れていても時間にやや余裕があったので、Nikon・P50を手にとって写真を写す。
その彩雲の下には、大和絵などに描かれるすやり霞のような雲が、優美に浮かんでいて、意外にこれが写真を撮ろうとした決め手であったりもする。
一昨日の夕方に、かなとこ雲が変形した先にひげのような細い雲がたなびくナマズのような雲が北の空に異形を呈していた。
それも写真を撮るか悩んだ挙句、疲れていて投げやりな気分は、ただ眺めるに終始する。
このようなことでは気持ちが萎んでしまう危機感も、たぶんに作用したのだろうけれども。
空は、いつでも美しい。
だから、やっぱり写真を撮らなくちゃならないのだ。