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生
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自然
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死
最近、登山に関係した動画をyoutubeで観ていることが多い。
その中で、特に心震えるのは、山の頂と空の場面だ。
それは峻険な岩の稜線や雪を頂く峰峰に、清冽な青空も沸き出でる雲波も、はたまた数多の星を携えた天の川やインディゴブルーの只中に煌々と輝く月が君臨する夜空などは、一瞬にして私を忘我の境地に引き込んでしまう。
セガンティーニも、そのくらい山に魅了されていたのだ。
彼のこのアルプス三部作には、如実に表現されているではないか。
山の圧倒的な存在感、自然に対する畏怖が、大いなるものへの畏敬の念をかきたて、人間の脆弱さを受け入れさせる。
自分もこの目でこのような山の姿を見たいけれど、とてもかなわない夢だろう。
だから、間接的にでもそれを体験させてくれる手段のある今をありがたく享受しようではないか。