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アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

星はいつでも降り注いでいる

2013-10-29 22:29:00 | 空・雲・星・太陽たち
昨夜の9時10分頃だろうか、カシオペア座の下辺りを東の空に向かって流れ星が、一つツーゥッと軌跡を描き光を増しながら走っていった。
絶妙な偶然、外に出てすぐ、冷え込み具合で空には星が瞬いているだろうと見上げたそのときに、目撃できたのだ。
二匹目のドジョウと欲を出し、しばらく空を見上げていたが、流星群が飛来しているわけではないので次の流れ星には出会えるはずもない。

地球には、いつとなく隕石が飛来しているのを、再度実感できた。
そう思いながら、昼間の空を見上げていても、明るく輝く光を目にすることはまずできないだろう。
私は、その点幸運だった。
1997年の1月7日午後4時ごろ、たまたま南西の空を見ていたら、夕方の光に照らされたからなのか明るく光る雲を視界に捉えた。
変わっていると思いながら見つめていると、それはやがて閃光を放ち突然消えて、後には煙を思わせる雲が薄っすらと残っていたように記憶している。
あとで見たニュースで、その正体が分かった。
それは、つくば近辺に隕石が爆発落下し飛散したというもの。
どうやら関東一円で爆発音と閃光を目撃できたらしいのだが、そのとき空を見上げていなければならないので、やはり千載一遇というべきものなのだ。

夜に見える流れ星や白昼の隕石爆発の閃光は、地球以外の広がりを分かりやすく認識させてくれる。
いつも足元ばかりに気を盗られ近視眼的に鬱屈している自分は、流れ星たちが、「目を覚まし目を開けてよく見渡してみろ、些細なことに煩わされていては偉大な奇跡の瞬間を逃がし続けるぞ。」と進言してくれるように思える。
こうして今在るこの奇跡を、謹んで享受しよう。

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