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アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

猫の世界も非情なり

2014-08-20 22:09:05 | ねこ
ねこの命が細々と、今にも消えそうになっている。
この猛暑に老体のねこは体力をがくんと落としていた。
おととい、夜中の散歩を楽しんでいたらしいねこだったが、我が家へ周回してくる三毛猫に襲われたらしく、後ろ足に激しく怪我を負った。
この三毛猫、かなり性悪らしく、我が家のねこをいつもいじめては、たびたび怪我を負わしている。
猫好きといえども、我が家のねこをいじめるやつは見過ごせない、三毛猫を見かけるたびに追い払っていた。
しかし、いつも守ってあげられるとは限らない。
今回は、弱り目に祟り目、暑さもあいまって怪我が化膿して衰弱し、食欲が失われている。
いま、三毛猫の襲ってこない母屋の廊下の隅に用意した寝床で、じっと回復に努めているところ。
それにしても、あの三毛猫、人の縄張りに入ってきてそこの主のねこをいじめるなんてけしからん。
15歳の老猫であるうちのねこをなんと思っているのだろうか。
弱ったもの、老いたもの、自分が生きるためには躊躇なく攻撃を仕掛けるのは、猫の世界も免れないのか。
ねこの名誉にかけて、我が家のねこはとてもやさしいねこだといえる。
どこからともなくやってくる他所の猫たちに、惜しげなく自分の餌を分けてあげ、自分の芝生に寝そべっていても追い払うことなどしなかった。
田舎において猫や犬は、特別に飼うことなくても絶えず家にいる動物で、おおくの猫に接してきた義母や家人が口をそろえて言うには、このねこは一番気立てよく賢いとのことだ。
こうしている間もねこは懸命に戦っている。
ねこに長生きして欲しい気持ちはもちろんあるけれど、ねこの行動の自由を束縛してまでの長生きには疑問を禁じえないのであった。
命のあるべき姿は、本来は過酷なものとも思うから。




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