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そろそろお別れのガラケー

2021-12-27 23:49:50 | モノたち
2026年を待たずして、ガラケーからスマホへと変えなくてはいけなくなった。
使っている二つ折り携帯電話が壊れたのではなく、今のネットワーク事情から弾かれすぎて、やむなくスマートフォンにならざるを得なかったのだ。
それに伴い、ガラケーのデータを見返していると、10年以上も前の写真が入っていた。
あのバカねこちゃんの丸々と元気な姿や、幼かった子供たち、もちろん自分や家人もあり、しばしの間思い出に浸る。
そう考えると、良くぞ永きに渡りこの携帯電話を使ってきたものだ。
バッテリーもまだそんなに弱ってはいないし、さすがにカメラのレンズ部分は摩擦で曇り機能しないが、まだまだ使えそう、2026年までもいけそうだ。
今のスマホに慣れた人たちには何かと不便であろうが、用途を通話とメールに限っているから、頻繁に携帯電話を気にしなくて良いし、なにより洪水のごとく押し寄せる情報の波を物理的に制限できるところが良い。
家にいるとWi-Fiがありいつでもネットにアクセスできる環境にあると、ついついモバイルを手にする機会が増えてしまう。
ふと冷静になって思うと、ずいぶんとモバイルなどのネット世界に時間を費やしていて、すべての時間が無益ではなくても、何かしら大切なもの、時間と自分の頭と心で考え感じることが減るのではないかということ。
便利なものが身近にあり利用できるのは素晴らしいけれど、すべてそれに委ね頼ったり、ついには隷属するようなことになっては、道具が自らを損なう凶器となってしまう。
いついかなるときにも、そのものの持つ利点と弊害を評価して、主体的に扱う冷静な姿勢が問われているのだ。
とても難しいことではあるが、これからそこがより重要になるであろう。
物事を俯瞰的に見て判断を養う機会は、こんな些細なことにも存在するのだと、振り返りの時間を持てた日だった。
そしてアニミズム的に、10年以上共にいたSH705iⅡ感謝したい。


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