冷たい雨が降る日だったので、中くらいの人を学校へ送迎した。
夜7時半ごろ、家に程近くなったところで、ヘッドライトに照らし出される鳥の羽ばたく姿を見た。
羽を広げた大きさは1mもあろうかという大物、風切り羽が広がっている、フクロウだ。
電柱あたりから飛び立って、すうっと弧を描くようにビニールハウスの脇にある草原めがけて降下したようだ。
フクロウがヘッドライトの光に驚いたのか、はたまた草原に潜んでいたネズミがあわてて動いたそれを狙ったのかわからないが、初めて見られたフクロウに感動ひとしきり。
ところが、中くらいの人は夜の部活動中の学校で、あるいは自転車に乗って学校からの帰り道に、幾度となくお目にかかっているそうだ。
狸にハクビシン、イノシシ、イタチ、カワセミなど、中くらいの人が目撃した物は数知れず。
ここが田舎といってしまえば終わってしまうが、都心からそう遠くもない自然がたっぷりと残っている秘境とすればいい所だといえよう。
おととい、裏の畑に生ごみを捨てに行ったところ、オスのキジがスタタタタと駆け回っていた。
なかなか悪くない環境だ。
ところで、特に何も目立ったもののないこんな田舎のしかも国道沿いでもない場所なのに、Gのストリートビューが存在する。
しかも今年の春らしい。
いやはや全く、こうもおおっぴらに開示される世の中になっているとは、恐れ入ってしまう。
不便さを忍んで静かな暮らしをしているメリットが、無神経に侵害されている。
これは便利さといっていいものではないはず。
フクロウが羽ばたき、キジが駆け回る秘境をそっとしておいて欲しいものだ。
夜7時半ごろ、家に程近くなったところで、ヘッドライトに照らし出される鳥の羽ばたく姿を見た。
羽を広げた大きさは1mもあろうかという大物、風切り羽が広がっている、フクロウだ。
電柱あたりから飛び立って、すうっと弧を描くようにビニールハウスの脇にある草原めがけて降下したようだ。
フクロウがヘッドライトの光に驚いたのか、はたまた草原に潜んでいたネズミがあわてて動いたそれを狙ったのかわからないが、初めて見られたフクロウに感動ひとしきり。
ところが、中くらいの人は夜の部活動中の学校で、あるいは自転車に乗って学校からの帰り道に、幾度となくお目にかかっているそうだ。
狸にハクビシン、イノシシ、イタチ、カワセミなど、中くらいの人が目撃した物は数知れず。
ここが田舎といってしまえば終わってしまうが、都心からそう遠くもない自然がたっぷりと残っている秘境とすればいい所だといえよう。
おととい、裏の畑に生ごみを捨てに行ったところ、オスのキジがスタタタタと駆け回っていた。
なかなか悪くない環境だ。
ところで、特に何も目立ったもののないこんな田舎のしかも国道沿いでもない場所なのに、Gのストリートビューが存在する。
しかも今年の春らしい。
いやはや全く、こうもおおっぴらに開示される世の中になっているとは、恐れ入ってしまう。
不便さを忍んで静かな暮らしをしているメリットが、無神経に侵害されている。
これは便利さといっていいものではないはず。
フクロウが羽ばたき、キジが駆け回る秘境をそっとしておいて欲しいものだ。
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