rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

ルクセンブルク

2014-11-15 23:20:02 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」ドイツ、フランス、ベルギーに囲まれたルクセンブルク大公国。
その立地の影響もあるのだろうか、グルメの国でもあるルクセンブルク。
「 アン・ティールムシェン」は、国民食ともいえる”ジュッド・マット・ガーデボウネン”が味わえる。
さっと茹でて塩抜きをしたハムに、ソラマメのソースをかけたやさしい味なのだという。
「オーバーワイズ」は、小さなスウィーツ店がテイクアウトができる総合フードショップとして人気を集めている。
人気メニューは、アドカドとエビをおしゃれに盛り付けた”デミ・アボカド・シュリンプ”、そして”パテ・オ・リースリング”はさくさくとしたパイ生地の中に白ワインで臭みを抜いた豚肉と牛肉のパテを包み込んだ料理。
ちなみにルクセンブルクは、おいしい白ワインの産地でもある。
首都のルクセンブルクから車で1時間のところにあるシェンゲンは、モーゼル川沿いの街。
ここは2000年前以上ローマ帝国時代からワインを生産し、特に白ワインが有名でほぼ国内で消費されてしまうらしい。
「セント・マーティン」は、観光客が訪れられるワイナリーだ。
モーゼル川のクルーズでは、緑豊かな田園風景とワイン畑を楽しめる。
「モンドロフ・ドメイン・サーマル」は、特産のブドウを使ったピーリングと温泉を売りにしている。
なお、デトックスとアンチエイジングに美白効果があるといわれるブドウの種をすりつぶし抽出したオイルにオリーブオイルなど2種類のオイルを混ぜたものをピーリングに使うそうだ。
スウィーツも負けてはいられない。
「チョコレート・ハウス」は、甘いものが大好きなオーナーの女性が考案した定番チョコレートが人気だ。
”ホットチョコ・スプーンチョイス”、スティックの刺さったチョコレートをホットミルクにつけてやわらかくしたものを食べ、またはチョコレートをミルクに溶かしきってチョコレートドリンクで味わうなどアレンジするのだ。
そのフレーバーは50種類もあり、大方の人は1度に2つのチョコレートを頼んで2通りの食べ方をするのだという。
「ブティック レア・リンスター デリカテッセン」は、カリスマシェフ レア・リンスター監修の店。
彼女の作るマドレーヌとシャンパンの相性は絶妙らしい。
1748年創業の「ビレロイ&ボッホ」は、老舗の食器メーカー。
真っ白な陶器に青い花をあしらったものが定番で、ルクセンブルクの家庭には必ずといっていいほど普及している。
街の郊外にあるアウトレットショップでは、30%~50%安く入手できるのでおすすめだ。

かつて日帰りで訪れたことのあるルクセンブルクは、緑も多く手入れの行き届いた小ぢんまりとした印象がある。
現在の駅周辺の新市街と大公の屋敷がある土地の間にある渓谷に作られた旧市街の対比が面白かった。
あまりない風景ではないか。
それでも、すべてどこまでも気配りされていて、派手さはないけれど豊かな暮らしぶりが窺えた。
ルクセンブルクの多くの家庭には、カッコーの形をした笛があるという。
春を告げる鳥のカッコーの笛を吹くことで、イースターのとき晴れてくれるようまじないをしていたのがはじまり、今では晴れて欲しいときに吹くようになった。
どこかほのぼのとしていいように思える。
けれども多くの国に囲まれた小さな国のありようは、けっして平坦ではなく多くの困難を伴うだろう。
今の平和が少しでも長く続くよう、遠い東国から願っている。
ならばカッコーならぬハト笛を吹けばよいのか。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿