rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

空を見上げる家族

2017-07-11 23:12:15 | 空・雲・星・太陽たち




今日も厳しい暑さが続いている。
けれども、夕焼けは美しいので、写真を撮った。
小さい人は、刻々と変わる空の色に焦りを感じながら、写真を撮るために外へと走る。
家人も釣られて見晴らしの良い場所まで、歩く姿があった。
いいねいいね、そんな感じで空を愛でるなんてね。




ピッカピカの夏野菜たち、大切なこと

2017-07-09 22:25:31 | 食べ物たち
強い日差しをものともせずに、夏野菜は輝いている。
豊かにふっくらと膨らみ艶やかな濃紫ボディーのナス、葉陰に隠れてなお照りのある緑が眩しいピーマンと獅子唐、水分をたっぷりと蓄え重みのあるキュウリは持つとその棘のような突起が新鮮さを語り、どれも実に美味しそうだ。
これらの野菜は、義母が丹精こめて作ったものだ。
私は、その恩恵にあずかって食事を作り食べる。
子供たちは、おばあちゃんの作った野菜が大好きだ。
大きくなった今でも、おばあちゃんの作った野菜は特別美味しいのだという。

今、私の関わる仕事の中で、学習の一環として子供たちと植物の栽培をしている。
花はもちろんのこと、数多くの野菜なども育てるのだ。
種を蒔き苗を植え、雑草を抜き、水をやる。
毎日のように世話をして大きくなったなら収穫、そして調理実習をして食べ、または子供の自宅へ持ち帰って家族と食べる。
すると、野菜の苦手な子供も、自ら進んで食べるのだ。
また、家族から美味しい野菜だとほめられて、野菜作りを労われる経験もする。

これらは、人にとってシンプルで根源的で重要な体験だ。
人は生きるために食べる、その糧を自らの労働で購う、分業が行われれば作ってくれたものへと感謝をし感謝される、大きな循環を学ぶ。
生きるということを実感するとともに、モノや人など他者との関わり強く意識できる、直接体験が得られる。
社会が複雑になるに従い、いろいろなものとのかかわりが見えずらく、自分すら不確かな存在のままで生きているのが現代人。
いや、本当はとても幸運なことなのだが、これはとりあえず平和を享受している者の贅沢すぎる悩みなのかもしれない。
しかし、その状況にあっては紛れも無い悩みであるから致し方ない。
ただ、あまりにも実体を伴った生と乖離があるから、人は人生のあらゆるステージにおいて、自らの手で食べ物を育てる根源的直接体験が必要なのではないか。

ぴっかぴかの夏野菜は、そのようなメッセージを私に照射してくれたのである。



凶暴すぎるスズメバチに刺されました

2017-07-07 22:56:48 | 生き物たち
昨日のことです、私はスズメバチに刺されました。
小さい人を学校に送り届けたあと、田舎ですから広い敷地にある倉庫前に車を停めました。
車を降りた途端にすぐ近くで「ブーン」と低くうなる音か聞こえました。
スズメバチがいます。
たまたま通りかかったスズメバチと鉢合わせしただけなのだろうと、車からそおっと離れ様子を見ていました。
スズメバチは車をぐるりと回ってから、倉庫の中へ入っていきました。
スズメバチの周回ルートなのだろうと思い、荷物を置いて庭先にあるプランターのラズベリーの摘果に取り掛かりました。
すると、またもやあのいやな音が近づいてきます。
この辺りも周回ルートではありますから、慌てず静かに摘果作業を続けます。
ところが、スズメバチは私の周りを離れません。
刺激しないようにその場にしゃがみこみました。
いつもはそれでどこかへ行ってしまうのですが、今回は違いました。
私の頭に取り付いたのです。
これには困りました、でもひたすら耐えるしかありません。
手で追い払うのは論外、助けを呼んでも二次被害の可能性、思い切って殺虫剤を噴霧したならハチによる苦し紛れの攻撃は必死でしょう。
辛抱する間に、私の頭の中をこれらの考えがめまぐるしく回っていました。
そしてついに、スズメバチは頭から首筋へと移動して肩に辿り着き、なんとちくちくと皮下注射のごとく刺し始めたではありませんか。
5cmほども刺しながら移動してやっと気が済んだのでしょう、飛び立って、またやってきた倉庫のほうへ飛び去っていきました。
そこで私は、すぐさま診察券などを用意して病院へと向かったのでした。
ハチに刺されたのは初めてでしたから、重篤な状態にならなく、ステロイドホルモン剤の軟膏で患部の治癒を促しています。

いやはや、なんとも不運です。
でも、幸運ともとれます。
ただどうも釈然としないのは、スズメバチが単独で私を攻撃したことです。
私は、スズメバチの攻撃スイッチに何か触れたのでしょうか?
今日から強烈な痒みを伴うようになってきたので、さらに怒りがこみ上げてきます。
ともかくも、次は刺されないように注意していかなくてはなりません。



生々しく浮遊する身体部位 ヴォルス

2017-07-04 23:08:36 | アート




ヴォルスの展覧会に行ってきた。

繊細な線と淡い色調が紡ぐ作品を観進めていくに従い、ある違和感を覚え、姉妹には気持ち悪さを感じるようになった。
なんとそこには夥しい数の身体の一部が散らばっていて、あたかも標本の様相を呈してた。
一枚だけならば美しいと感じられるのだが、畳み掛けるように絵が待ち構えていると、そこに繰り返されるモチーフが作り出すイメージは、執拗な凶器となって私を痛めつけた。
時代の流れと彼の置かれた状況が、彼の内側を狂気へと導いたにしても、人は悪夢を見続けられるのだろうか。

絵を観終えて、濃い緑が眩しくじりじりと蒸し暑い外へ出ると、命が溢れ返っていた。
少なくとも今の状況は、最悪ではないかもしれないけれど、忍び寄る足音が通り越してしまいそうで恐ろしい。

高温多湿とオニヤンマ

2017-07-03 21:48:21 | 日記
昨日から、物凄い暑さと湿度が、私たちを苦しめる。
まだ7月になったばかり、平年の梅雨最中だというのに!
今のところ、今年の降水量はかなり少ない気がしている。
このまま梅雨が明けて、じりじりと太陽が照りつける夏が到来してしまったなら、はたまたぐずついた模様でも高温多湿の夏になってしまったならば、どちらにしても深刻な水不足になるだろう。
少し前には西ヨーロッパで熱波が襲い、今日のニュースではトルコで45度超え、インドも50度を上回る熱波が襲っている。
もしこのような苛烈な気象が起こったなら、しのげる自信はあまり無い。

それでも、この高温多湿をものともせずに悠々と私の車の前を飛ぶオニヤンマがいた。
近いうちに、我が家を縄張りとしてパトロールに励むオニヤンマが、庭を悠々と飛ぶことだろう。
今日のような気候でも元気なのは、植物と虫たちだ。
いつも元気に庭を走り回っているダミと白ネコも、玄関先の石の階段や芝生の上にできるかぎり伸びて平たくなっていたのが、何より証明している。