これはずっと前に作ったもの。
どうやら今年の春は、気が急いているようだ。
25年ぶりに台風1号がフィリピン沖で発生したというし、この週末は気温が20度あたりまで一気に上がるらしい。
今日の空気はまだ冷たいけれど、たくさんの日差しが降り注いで、ガラス越しの室内はとても暖かい。
そうすると、生き物である私のやる気が目覚めて、もぞもぞごそごそ動き出す。
しばらくどう使って飾ろうかと悩んで放置していた造花を持ち出して、これまた使うイメージを見出せなかったリースとのあわせ技が、ふっと頭に降りてきた。
月型のリースをそのまま使いたくなかったへそ曲がりゆえ、これはなかなかいいのではないかとご満悦。
さて、どこに飾るかが決めの問題。
自分の好きなもので満たしている階段のどの位置に・・・知人の描いたイギリスの灯台の絵と、カルコグラフィーのマティスの版画、木彫の天使がいるコーナーが呼んでいる。
持っていくとしっくり来るではないか、もうここしかないだろうと取り付けてみる。
なんとなく流れも出来て、とても気に入った場所になった。
ああ、なんて楽しい、心から沸き起こる遊ぶ気持ち。
しばらく疲労のトンネルにいたせいで、何をするにも集中できなかった。
来年度の職の確約と慣れた面子でのチーム継続は、今の仕事について初めての安定した環境となる。
そして、このところ溜まりに溜まっていた年休をやっと心置きなく取れて、体と気持ちに余裕が生まれてきたことも大きい。
だから、チョコチップカップケーキまで気軽に作ってしまった。
今晩は、家人と協力して手作りピザを作る。
サラミとベーコンをのせたクリスピー生地のピザだ。
まだまだ余力があるから、きっとピザも出来るはず。
楽しむことが出来るのも、自分に余裕があるからで、疲労のトンネルに入る前に迂回路を見つけられるように、この先気をつけていきたい。