とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

子宮内膜症・・・その3

2006年05月11日 | Weblog
子宮内膜症の疑いがあり、婦人科医師の診察を受けた方が良いと思われる方へ、受診についてのお話です。

まず、①問診があります。
検査内容としましては、②超音波検査と、③血中CA125値を測定する血液検査があります。

① 当院では、まず最初に問診票にお書き頂きます。
  そして診察室にて、診断のために必要な情報をお聞かせ頂きます。
  一番困っている事は何か(主訴といいます)?
  いつ頃から続いているか?
  症状はだんだん悪くなっているのか?変わらないのか?
  この症状について、今までに他の医師の検査・診断・治療は受けているのか?
  その他に症状はあるのか?
  などの症状をお話し下さい。

② 書面と診察室内での問診の後に、まず経膣超音波検査を行います。
  子宮内膜症では、とくにチョコレート嚢腫の診断に有効です。

③ 子宮内膜症の患者様では、血中のCA125値が上昇している事が多いです。
  が、この検査は補助的な検査といえます。

子宮内膜症の全ての患者様に治療が必要とは限りません。
痛みなどの自覚症状がなく、不妊治療を希望していない場合は、必ずしも治療の対象にはなりません。
治療の目的は、痛みを和らげる事・不妊の原因を調べ治療する事です。
このために、薬物療法や手術療法が行われます。

次回は、治療について書かせて頂きます。
  
ここ数日は、花言葉なども書かせて頂いておりますが、本日の貼付写真の白の花はカラー(calla)です。
茎を見てすぐお分かりのように、里芋科の花です。
白カラーの花言葉は、「愛情」「乙女の清らかさ」だそうです。
”乙女”なんていう単語は、いつの間にどこに忘れてきたのやら~という感覚ですが、忘れてしまってはいけませんね。
オバサン化していくオジサンとか・オジサン化していくオバサンとか・・・いますが、自分も注意しないといけないなぁと思います。

昨日の『プリマダム』の脚本に、黒木瞳さん演じる佳奈に向かって「 ”普通のオバサン” が ”怖いオバサン” になっちゃったなぁ」と、妻に向かって言う夫。
それに対して「思っていても今まで言えなかった事が、きちんと言えるようになっただけよ。」と、答える妻。
確かに・・・言えない=言わなくても良い立場もあり、言わなくちゃいけない=言えるようになるしかない立場もあり・・・です。
昨日の『プリマダム』も良かったですね。
ーby事務長ー

コメント
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