とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

高度生殖医療にかかわる用語 その7

2010年06月02日 | Weblog
本日は ”受精障害” について書かせて頂きます。

体外受精を試みてはじめて判るのが ”受精障害” です。
受精が成立しない事をいいます。

タイミング指導をしても妊娠に至らず、
生命力の強い卵子を排卵させるお薬や子宮内膜を厚くするお薬を使ってのタイミング療法でも妊娠に至らず、
人工授精にステップアップしても妊娠に至らず、
体外受精にステップアップして、はじめて判明するもののひとつです。

十分な運動精子と成熟卵を用いて体外受精をしても、
全く受精しないか・20%以下の受精率しか得られない場合は、
体外受精をしたとしても、胚移植(=受精卵を子宮に戻すこと)が難しいといわれています。

”受精障害” の原因として、

精子が卵子の細胞質に進入出来ない、
精子が卵子の細胞質に進入出来ても、卵子を活性化し受精する事が出来ない、
という精子側に問題があるものもあります。

誘発しても成熟卵に至る数が少なく未熟卵が多い、
精子が正常な機能を有していても、卵子自体が活性化する能力を欠いている、
という卵子側に問題があるものもあります。

その為にも、より良い高度生殖医療をご利用下さい。
解決方法はあります。

6月に入りましたが、
昨日も気持ちの良い快晴、
本日も気持ちの良い快晴、
皆様にとりまして、今日もより良い一日=幸せな一日になりますよう

ーby事務長ー
コメント
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