とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

休日診療所の役割

2010年08月02日 | Weblog
加入している目黒区医師会より、
毎月送って下さる資料のひとつに【すこやか】というものがございます。

今月号の内容は『休日診療所の役割』について書かれておりました。
興味深い内容でしたので、その一部を書かせて頂きます。
下記です↓↓↓


近年、休日診療所を受診される患者さんのなかに、
普段の血圧の薬が切れたので出してほしいとか、
仕事が忙しいので休日しか医療機関を受診できない、
といったことを受診理由にされる患者さんが増えてきました。
しかし、休日診療の目的を考えた場合に、そういった患者さんが増加すると、
他の多くの緊急を要する患者さんの治療に影響を及ぼすことにもなりかねません。
また、少し視点を変えてみると、
休日診療所での診察はかかりつけ医における診療とは違うことに気付かれるはずです。

つまり、
休日診療所では、医師会所属の医師が交代で診療にあたっていますが、
多くの場合、その医師は患者さんに対して初めて接する訳ですから、
非常に少ない情報から判断を下さなければなりません。
従って、その段階で確定的な診断が出来ないことも多く、急ぎの治療を開始しながら、
経過によっては再度医療機関を受診する様に説明することになります。
薬の処方もかかりつけ医を受診するまで最小限の日数が原則です。

さらに、採血やレントゲン撮影といった検査も出来ませんので、
緊急でその必要性があると判断された場合には、
救急病院を紹介することになります。
また、外傷の処置等にも対応しておりません。

このように、休日診療所の診療は、
入院の必要がないと思われる比較的軽症の内科・小児科の救急患者さんの治療に限られていますが、
反面、
いわゆる二次救急・三次救急と呼ばれる入院や緊急手術等が必要な救急患者さんの治療にあたっている救急病院の混雑解消に役立っています。

こういった休日診療所の特徴をよくご理解いただくことで、
目黒区内の救急医療機関がうまく連携し機能できることになります。
ただ、自分の病状は緊急を要するのかどうか、休日診療所にいけばいいのかなど、迷ってしまうこともあろうかと思われますので、
その場合は直接受診せず、まずは電話でご相談いただければ非常に助かります。


↑↑↑以上です。

ーby事務長ー
コメント
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